実に東大の合格者のうち6割が首都圏の高校出身。"関東ローカル化"が著しい PHOTO:Ⓒ123RF

「今年の東京大学理科3類(医学部)入試結果で、異例の学校から合格者が出ている」(大手の学習塾関係者)

 大学通信の調査による最新の「東京大学の合格者・高校別ランキング」が塾関係者の間で話題だ。

 例年、その上位には筑波大学附属駒場、灘、開成、桜蔭、聖光学院などのおなじみ“超名門中高一貫校”が名を連ねる。

 だが今年は、見慣れない高校2校がランクイン。しかも、それぞれ2人もの合格者数をたたき出し、塾関係者に衝撃が走った。

 これがいかにすごいことなのか。開成に並ぶ最難関の麻布でも3人、さらに、東大合格者数の上位のラ・サール、渋谷教育学園幕張、栄光学園、東海、洛南と、これらランキング常連校も2人である。

 その2校のうちの一つは、群馬県立トップ男子校、前橋高校だ。

 県民の間で、“前高(マエタカ)”の愛称で親しまれ、高崎高校と並び、トップ高校に君臨する。

 理3に合格した2人について、前橋高校の沢田徳彦副校長は、「普段の授業はもちろん、数学や物理のコンテストで上位入賞するなど、学問の意識が高かった。最近、同様な生徒が増えた」と話す。

 その上で、沢田副校長は「理3の2人合格を一つのきっかけに、医学部対策の強化を図っていきたい」と意気込む。

 もう1校は、片山学園だ。近年、富山県の高校で東大理3に複数の合格者を出したのは同校のみ。

 北陸地区の最大手塾「富山育英センター」が、2005年に中学を開校、富山県唯一の中高一貫校である。早期の教育で医学部へ入学させたい、医師の子どもが多く入学している。