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三越伊勢丹主導でセール後ろ倒し
期待と不安が錯綜するアパレル業界

週刊ダイヤモンド編集部
2012年3月26日
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消費者にとって、楽しみな夏のセール。百貨店業界では近年7月初頭から開始しているが、今年、それを2週間ほど後ろ倒ししようという動きが出ている。これまで他社との競争上やむを得ず前倒ししてきた経緯があるため、後ろ倒しは業界にとっては健全化ともいえるが、突然の転換にアパレルメーカーは困惑している。

率先してセールの後ろ倒しに動き出した三越伊勢丹。アパレルメーカーや消費者の理解を得られるか
Photo:JIJI

 2012年、夏のセールの風景が一変するかもしれない。

 大手百貨店がセール期間の後ろ倒しに動いていることが判明したのだ。三越伊勢丹が中心になって、近年習慣化している7月1日ごろの開始から13日ごろの開始へと改めようとしている。

 なぜ、大手百貨店は後ろ倒しを図っているのだろうか。背景には、百貨店、アパレルメーカーの長年の悩みがある。

 バブル経済が崩壊する20年ほど前までは、夏と冬のセールは現在より2週間遅く始まっていた。ところが、景気の悪化と、百貨店以外の新しい商業施設の登場や、ユニクロなどの製造小売りといった強力なライバルが登場することで事情が変わった。

 ショッピングセンターや駅ビルなどは夏のセールを7月初頭に開始。ユニクロなどの製造小売りは一年を通してセールを行っている。

 15年連続で売り上げが減少し苦境に立つ百貨店業界も対抗上前倒しせざるを得ず、現在では夏は7月の、冬は12月の初頭からセールを開始することが定着した。

 ところが、前倒しは百貨店にとっては、プラスに働かなかった。

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