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税理士選びのツボ 節税のコツ

元気なうちにやっておきたい
「争族」対策と「税金」対策

【第3回】 2012年3月28日
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3回目は相続を取り上げる。相続対策で一番大切なのが、一族が争う「争族」対策。そして納税への備えだ。遺産分割がうまくいけば「争族」にはならない。それには、被相続人が元気なうちに信頼できる税理士と一緒に準備をしておくことが不可欠となる。ここでは相続の扱い件数の豊富な税理士が、事例をもとに重要なポイントを解説する。さらに詳しいことは、弊社刊『役に立つ税理士&知って得する節税』を参照していただきたい。

 日本の相続法は「均分相続」を基本としている。相続人が平等に相続すべきという考え方だが、これがそもそも、争いのもとだ。

 遺産分割するのに、同じ財産が等分にあることはほとんどない。誰かが得すれば誰かが損をする。利害がぶつかり合う関係になっている。日本人の財産の70%が不動産といわれているが、不動産はどれとして同じものはない。細かく分ければ必ずどこかが違う。

 相続人もいろいろいる。被相続人(亡くなった人)に対してその財産を増やすのに貢献した人、財産を減らしただけの人、介護や世話をした人、しなかった人……。それぞれ複雑な事情を抱えているのに、そもそも「均分」に相続するのは不可能だ。だからこそ、被相続人が元気なうちに、争族対策と納税対策をしておかなければならない。

 以下、事例を挙げて重要なポイントを説明する。事例の登場人物はいずれも仮名である。

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経営者や資産家でない限り、税理士とおつきあいのある人は少ないだろう。だが、そんな状況はこれから変わるかもしれない。財政難にあえぐ日本では、今後もいろいろな分野で増税の圧力がかかるからだ。このコーナーでは、過当競争に揺れる税理士業界の現状、自分に合った税理士の見つけ方、関心が高まっている相続や事業承継、知らないと損する優遇税制や最新の税制改正の動向などについて取り上げる。

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