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健康食生活

日本の伝統的な食事で
前立腺がんを予防

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第22回】 2012年3月29日
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 中高年の男性に発症しやすい前立腺がんの要因は、加齢に伴って女性ホルモンが減少することによるホルモンバランスの崩れとも言われています。数十年前までは、日本人の発症率は欧米人の4%程度でしたが、近年は増加傾向にあります。その原因の1つに、食生活の変化が挙げられます。

 昔は、日本人は、当たり前のように毎食味噌汁を飲み、おかずに大豆製品の豆腐や納豆を食べていました。現代では、朝食はパンにコーヒー、昼は洋食メニューかそば、夜はアルコールといった食生活に慣れてしまい、大豆製品を取る機会が少ない人が増えています。

 大豆は、前立腺がんや乳がんの予防に効果的といわれるファイトケミカルの一種の“イソフラボン”を含んだ優れた食品なので、積極的に取りましょう。

 味噌汁は塩分の取り過ぎにつながるということもあり、日に3度摂取する必要はないと思いますが、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品は積極的に摂りたいものです。他にもイソフラボンが含まれているインゲン豆やアルファルファ、前立腺がんの予防に有効と考えられる高い抗酸化作用があるリコピンを豊富に含むトマトなどもお薦めします。

 健康な体を維持するためには、毎日の食事に大豆製品を意識的に採り入れることが大切。朝食では味噌汁か豆乳のどちらかを摂取し、昼は納豆そばや大豆のサラダ、五目豆などを選びましょう。また、過度の飲酒、脂っこい食事は、控えめにしてください。

納豆、山芋の2種のネバネバとワカメで栄養バランス満点
撮影/中川真理子

●前立腺がん予防に 納豆・山芋・ワカメのネバネバ小鉢
 
材料(2人分):

山芋100グラム、生ワカメ100グラム、キュウリ1/2本、納豆1パック、醤油大さじ1/2、だし・酢各大さじ1
 
作り方:
(1)山芋は皮をむいてからたたきつぶし、ワカメはさっとゆでて細かく刻む。キュウリは小口切りにして塩少々でもみ、しんなりしたら塩を洗い流して水気を絞る。納豆はよくかき混ぜる
(2)醤油とだし、酢を混ぜ合わせる。
(3)(1)を器に盛り、(2)のタレを回しかける。
 
*がん予防には塩分の取り過ぎはNG。だしを利かせて醤油は控えめに。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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