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“しゃべり”が職場を活性化
停滞感を打ち破る新手法

週刊ダイヤモンド編集部
【12/4/07号】 2012年4月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 バラバラに並んだテーブルにはテーブルクロスと花瓶が置かれ、ボサノバ風のBGMが流れる。スーツ姿の参加者が1テーブルを4~5人で囲み、コーヒーを飲みながら、リラックスした雰囲気の中で話し合いを始める。

 参加者は事前に決められたテーマについて意見を交わし、浮かんだアイデアをテーブルに広げた模造紙に書き留めていく。時間がたてば1人を残して皆が席を移り、新たなメンバーで話し合い、それを繰り返す。

 実はこれ、日立製作所の会議室の光景である。1995年に米国から広まった「ワールド・カフェ」という新たな対話の手法を取り入れたワークショップなのだ。

 ワールド・カフェでは、これまでの会議では出なかったようなアイデアが生まれる。『ワールド・カフェをやろう!』の著者、大川恒氏は「立場や意見の違いを超えて話し合いを重ね、多様なアイデアを結びつける。決めようとしなくても決まってしまう会議」と話す。

 この対話こそが組織に一体感と活力をもたらすのだ。

「ワールド・カフェ」で
活性化を図る日立製作所

 「会社が合併したという気も、新たな人たちと仕事をするようになったという意識もなかった」

 2010年、日立グループ内の2社が合併してできた日立ソリューションズ。ダイバーシティ推進センタの久永美砂センタ長は複雑な心境だった。

 社員は1万人規模の会社になったものの、1つの会社になったという感がなかった。人事部の意識調査でも似た結果が出ていた。

 もどかしさを感じた久永センタ長が仕掛けたのが、ワールド・カフェ式のワークショップだった。最初のテーマは「ワーク・ライフ・バランス」。その成果は予想以上だった。

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