希望の党、民進両党は、新党「国民民主党」の設立大会を開いた。設立大会では、希望の党の玉木雄一郎、民進党の大塚耕平代表が、9月末の代表選まで共同代表を務めることが承認された。玉木共同代表は「力を合わせて政権交代が可能な核となれる政治集団をつくっていきたい」と訴えた。国民民主党は、昨年の衆院選でバラバラになった旧民進党の再結集を目指すことになる。
「野党再結集は二度とない」のが現実
「審議拒否」は全く支持されなかった
しかし、両党の所属議員109人のうち、国民民主党への参加は、62人にとどまった。希望の党(54人)は18人が不参加となった。「結党メンバー」の長島昭久氏、細野豪志氏、「左派系」の大串博志氏や「小池百合子東京都知事の盟友」の樽床伸二元総務相などが無所属になることを表明した。松沢成文氏ら5人は分党して「希望の党」の名前を引き継ぐ予定だ。
民進党(55人)から国民民主党への参加も26人となった。岡田克也元代表、野田佳彦元首相、安住淳元財務相、玄葉光一郎・元外相ら19人が無所属となる。一方、小川敏夫元法相ら10人は立憲民主党に入党届を提出した。