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「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

7月からの本格移行でさらに徹底!?
楽天で新入社員が体験する「英語社内公用語」の実態

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第27回】 2012年4月6日
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 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 週刊ダイヤモンド3月3日号に、社内公用語を英語にする楽天はTOEICの得点として、「昨春以降の新入社員は入社時までに650点、今春の新入社員には700点を求めている」という記事がありました。

 そこで今回は、その詳細と英語公用語化発表以降の採用の変化などを解き明かすべく、楽天(株)執行役員 楽天市場事業副事業長兼グローバル人事部副部長の大西芳明さんを突撃取材しました。

01年にはたった3名だった新卒採用も
今や年間400人に拡大!

 大西さんよろしくお願いします。

 まず、この「新入社員に求めるTOEICの得点」のお話を伺う前に、御社の採用全般についてお教えください。例えば、採用人数はどう決めてるんですか?

楽天(株)執行役員 楽天市場事業副事業長兼グローバル人事部副部長の大西芳明さん

 「まず採用人数の決め方ですが、基本的には事業計画の中で、新卒を含めた人員の増減を各部門からヒアリングします。それを集約しますと大体のアウトラインがでてきますから、その後社内にて協議を重ね、その年の採用計画を固めます。例えば、2012年は約400名でしたので、4月入社の新入社員320名、残り約80人は10月入社と見込んでいます。

 同時に、これは3年位前から議論しているのですが、社員構成を自分たちの考える“理想の新卒比率”に上げていこうと考えています。今年の新卒は、春採用と秋採用合わせておおよそ400名です。春が8割、秋で2割くらいですね。秋採用の多くは、中国・インド現地の新卒学生や、海外から日本に留学しにきている外国籍の学生、海外に行っている日本人留学生たちです。ここ2、3年は、安定的にこのあたりの数字で採用していこうと考えています」

 最近は、“新卒の比率を上げていこう”という戦略なんですね。

 「そうです。実は、新卒採用を始めた2001年は、3名しか採っていなかったんですよ」

 えー、01年3名が新卒採用の始まりですか?まあ、会社自体が創業1997年ですもんね。

 「02年も3名でした。06年に100名を超え、07年から外国籍の人材が入ってきます。300名を超える新卒採用を増やしたのは09年からです。中途は多いときで、そうですね、07年、08年の頃ですと年間に700名くらい採用していました。新卒・中途合わせて1000名近くを採用していたわけですが、今は新卒採用の良さも考え、ボリュームゾーンは新卒採用にシフトしています。もちろん、中途採用も行っており、良い人がいればという形で年間約150~250名を雇用しています」

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小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

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