ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

日本の若者よ、「倭僑」になれ

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【最終回】 2012年6月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 最終回です。

 2013年卒学生の内定率は5月末現在で、4割程度と推測されます。ただ、まだ半数以上が未内定にも関わらず、2014年卒学生向けの採用イベントが始まりましたね。これから13卒も、14卒も頑張ってほしいものです。

そもそも就活とは“競争”
「大変だ」と騒ぐこと自体が疑問

 さて、昨年来注目してきた13卒の就職戦線。今年から「学業の妨げにならないように、広報開始を2ヵ月後ろ倒し!就活は短期決戦に!」なりましたが、結果的に13卒戦線はどんな表現で振り返られるのでしょう?

 実際、広報期間が短かったためエントリー数が減少した、あるいは説明会の日程が他社と重なって一人当たりの説明会参加数が減少したなどの影響はあったようですが、おおむね大きな波乱はなかったんじゃないでしょうか。

 というか、そもそも就職戦線に「波乱」は、ないとボクは思うんです。

 「就職活動は大変だ!大変だ!」と世間ではよく言いますが、いったい何が大変だと言っているのかな?

 「商社に入るのは大変!」「マスコミに入るのは大変!」など、人気企業に入るのが大変ということなのでしょうか?しかし、それなら倍率が高いんだから当たり前のこと。ことさら騒ぐ必要はありません。

 「プロ野球選手になるのは大変!」「サッカー日本代表に選ばれるのは大変!」

 こっちのほうが、よっぽど難易度は高いですよ。でも彼らのことを「狭き門」とか「氷河期」なんて誰も言いませんよね。もともと、こうした世界は「競争社会」という認識があるからだと思います。就活も倍率が高けりゃ、競争が厳しいのは当たり前なので、騒ぐ必要は本来ないはずです。

 そう、そもそも就活は「競争」なんです。

 「エントリーシートを書くのが大変!」「テスト対策が大変!」など、準備が大変ということもあるでしょう。しかし、何事にも準備がいるものですから、これも仕方ないこと。何かを達成するためには、努力が必要なケースが多いですから。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

「「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和」

⇒バックナンバー一覧