ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
起業人

生産・開発を外部委託して低価格を実現
大手企業と真っ向勝負する小さな巨人
トライウイン会長 関 和博

週刊ダイヤモンド編集部
【第186回】 2012年4月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
Photo by Masato Kato

 急速に市場が拡大しつつある、ポータブル(持ち運び型)カーナビゲーション。その中で大手メーカーと肩を並べるシェアを持つ、設立7年目のベンチャー企業がある。関和博と中城正一の2人が率いる、トライウインだ。パナソニック、ソニーなどの既存の大手電機メーカーを相手に一歩も引かず、特に、テレビ通販ではこれらのメーカーを圧倒するシェアを持つ。

 強さの秘密は圧倒的な低価格にある。2万~5万円する大手メーカーの製品に比べ、トライウインはほとんどの製品が、大手並みの性能を持ちながら、実売価格で2万円を切る。

 価格だけではない。技術力の高さも折り紙付きだ。2008年には世界で初めて有機ELタッチパネルが搭載されたカーナビを発売し、電機業界で話題をさらった。また、車載用地上波デジタルチューナーでは、ベンチャー企業ながらも三菱自動車の純正品供給メーカーとして採用されている。

カー用品店オーナーと
松下トップ営業マンが設立した“夢のメーカー”

 「大メーカーと真っ向から勝負する」──。挑戦的な企業理念を掲げるトライウインは、2人の「カーエレクトロニクス用品のプロ」によって創業された。

 会長の関は、1982年から独立系のカー用品販売店を経営していた。最盛期には東京・神奈川を中心に8店舗を構えるまでに成長した。関の店にカーエレクトロニクス製品の営業マンとして出入りしていたのが、当時松下電器産業(現パナソニック)にいた中城だった。トップ営業マンとして名を馳せていた中城は、宮崎県都城市出身で関と同郷ということもあり、2人はすぐに意気投合した。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


起業人

先達の苦難の道のりには、汗と涙に彩られた無数のドラマがある。そして、起業家達の苦闘の中には明日への成功のヒントとノウハウが凝縮されている。

「起業人」

⇒バックナンバー一覧