ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
健康食生活

脳にエネルギーを注入!
朝食があなたの1日を決める

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第24回】 2012年4月26日
著者・コラム紹介バックナンバー

 朝食のことを英語ではbreakfastといいますが、これは「断食を破る」という意味です。胃は就寝中にも明日の食事に備えて一生懸命自らを掃除しています。目覚めたときに空腹を覚えるのは健康な証拠。

 朝食のメリットは何でしょうか。まず、咀嚼することで嚥下するための唾液が出て、さらに香りや味とともに脳を刺激して目覚めさせていきます。食物が胃に入ると胃が動きだし、それと連動して小腸、大腸なども動きだして体全体が目覚めるのです。よく噛んで食べ、大腸に刺激が伝わるのを待ってから排泄を済ませれば、昨夜胃が掃除して大腸に送った不要なものが体から出ていきます。

 朝食で取った栄養は腸から吸収されて分解、代謝され、血液に乗って全身の細胞に送られていきます。特に脳は体の中で一番エネルギーを必要とする場所。脳のエネルギー源は糖質ですが、甘いものだけ食べていればよいわけではありません。

 理想的な朝ご飯は、味噌汁、納豆、青菜のおひたし、浅漬けなどといった定番の和食。納豆が優れた食品であることは知られていますが、豆そのものを食べるよりも、発酵食品なので消化もよいのです。ご飯の糖質を納豆や味噌汁に含まれるビタミンB群が代謝してエネルギーに変えてくれます。浅漬けの食物繊維は腸の働きを活発にしてくれます。このような朝食が無理な方でも、バナナ1本でも取るようにしましょう。

 エネルギーが注入された脳で仕事をするのと、ガソリン切れの車を無理して押すように脳を働かせるのとでは当然、仕事の能率や内容に違いが表れます。朝食をしっかり取って、万全の態勢で仕事に励みましょう。

ビタミンB群が豊富な納豆は、ご飯の糖質の代謝も助けてくれる
撮影/中川真理子

● 朝にお薦めの 納豆卵かけご飯
 
材料(1人分):
納豆1パック、卵1個、すりゴマ小さじ1、アサツキの小口切り少々、だし割り醤油大さじ1/2
 
作り方:
(1)器に納豆を入れてよくかき混ぜ、割りほぐした卵とアサツキ、だし割り醤油を加えてかき混ぜる。
(2)(1)にすりゴマを加えてさらによく混ぜる。(3)(2)を温かいご飯にかける。
 
*時間があれば薄切りにしたオクラや、のりなどを加えてもおいしい。

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


健康食生活

おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

「健康食生活」

⇒バックナンバー一覧