気持ちわるい香水を部下に贈るたったひとつの方法

 ちなみに最近は、『こうして世界は誤解する』(英治出版)の著者であるオランダ人ジャーナリストのヨリス・ライエンダイクと糸井さんとの対談「ゼロからはじめるジャーナリズム」にはまっています。

 あとですね、よろしければ、「ほぼ日」さんとダイヤモンド社のコラボレーション企画、「200冊の図書館。司書は『もしドラ』のみなみちゃん」「『もしドラ』を書いた岩崎夏海さんに『もしドラ』を5回も読んだオトヤが会いにゆく。」もご覧ください。

 こんなことばかり書いていると、ネットばかり見ているように思われるかもしれませんが、まあ当たらずとも遠からず。プロフェッショナル・ネットサーファーへの道のりは意外と近い。

僕も糸井さんに『面接』をしてほしかった。やらずに後悔する2大ツールが1冊で学べる
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 そうそう、実は4月の人事で直属の編集長が代わりました。『主食をやめると健康になる』で私を健康体へと導いてくれたO川元副編集長が新編集長に。最近は『英語の決算書を読むスキル』という会計と英語を1冊で学べる作品を担当しました。

 大学時代に経済系を専攻していた学生にとって、英語と会計の習得は、「やろうと思ってた」で終わってしまったジャンルではないでしょうか。そして、勉強せずに会社に入って、もっとも後悔している分野でもあります。いえいえ、嘘はいけません。私も家に持ち帰ってさっそく勉強しなければ。

 O川新編集長は常に冷静で、ダイヤモンド社書籍編集局において、唯一無二といっても過言ではない“常識人”です。が、たまに意図せず毒を浴びせるという一面があります。

 つい先日も、突然、「香水もらったんだけど、いる?」となかなか高価と思われる香水をいただきました。「いいんですか?」と尋ねると、「うん。1回使ってみたけど、気持ちわるい匂いがしたから」だそうです。

 1回使ったうえで自分には不要だと判断したものを、不要になったネガティブな理由を正直に語りながら、それでも「あげる」と部下にプレゼントしてくれる編集長の下で働けること、とても楽しみです。

 新編集長の本も紹介したし、根回しは完璧だと満足して終わります。

今週の気づきと来週以降のテーマ
・さようなら、ゴールデンウィーク
・「ほぼ日」の閲覧は業務の一環です。
・気持ちわるいと評判の香水をくれる新編集長の優しさ。

(本連載は毎週水曜日更新です。ほぼ日さんとは某手帳でコラボレーションさせていただきましたが、今年その手帳が出ていないのでリンクは自重します。さあ、あと残りは4回。)