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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

男はなぜ、女におごらなくてはいけないのか?
恋愛の“固定観念”に対する割り切れない男心

宮崎智之 [フリーライター]
【第31回】 2012年5月28日
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男性が女性におごるのは当然なのか?
ネットで火が付いた「カネ払い」論議

 デートの際に頭を悩ますのが、男性は女性に必ずおごらなければいけないのか、という問題だ。不況で懐事情に余裕がない昨今、できれば割り勘で済ませたいのが男性の本音だろうが、世間には「デートの際に、男性が全額、もしくは多めに負担するべき」という考え方が、いまだに根強く残っているように思える。

 それは、婚活でも同様である。結婚相談所でマッチングされた男女が、結婚まで漕ぎつけられなかった原因として多く報告されているのが、「初めてのデートで男性の金払いが悪かった」という、女性側の不満によるものだ。

 普通の恋愛にせよ、結婚を前提とした交際にせよ、「男性のカネ払い」は、やはり男女間の交際における重要なポイントの1つになるのだろう。

 そんななか、あるブログの記事がネットで話題になった。『キレナビ』編集長を務める伊藤春香(はあちゅう)さんの「女の子が一カ月に使う美容費について。」というエントリーだ。この記事はツイッターで5000以上RTされ、2ちゃんねるでも大反響を呼んだ。批判や賛意が入り乱れ議論が拡散している。

 詳細な内容は実際にブログを読んでいただきたいが、今回はこのネット上の話題をベースに、「男性が女性におごることの意味」を考えてみたい。

 伊藤春香さんが行なった書き込みの要点をまとめると、「女子は美容費にお金をかけているんだから、男子はおごりなさいよ」ということ。「あくまで主観」と断わったうえで、1ヵ月にかかる美容費を7万円と試算している。

 内訳としては、1ヵ月に1回の予算として、「よもぎ蒸し」(3000円)、「美容顔筋矯正」(1万4000円)、「プラセンタ注射」(2000円×2)などがかかるらしい。3ヵ月に1回としては、「ファンデーション」(5000円)「マスカラ」(2000円)「アイシャドウ」(5000円)、「アイライナー」(2000円)、「洗顔料」(5000円)などだ。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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