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美人のもと

騒音

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第49回】 2010年3月4日
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 コンビニエンスストアやスーパーマーケットのレジで、お客さんによって音の大きさに差があることに気づく。

 かごの置き方とお金の払い方だろう。かごをドンと乱暴に置いたり、お金を投げるように渡したりすれば音は大きくなる。

 音の大きなお客さんを見ると、「美人のもと」が減っているように見えることが多い。レジに限らず大きな音の原因を見ると、そこには「美人のもと」が消えかけている人を発見しやすい。ブレーキ音の大きな自転車、真夜中の洗濯機音、ヘッドホンの漏れ音……。

 美人は音の環境を気にしている。騒音を立てないように配慮して生きている。たとえばモノを置く時の音が小さい。つまりそっと置くのだ。

 喫茶店で飲み物が運ばれてくる。それを大きな音を立てて置く人を見てみるといい。音の大きさと美人のもとが反比例している傾向に気づく。また、それらをいただく方も同じでコーヒーカップを乱暴に置いて、大きな音を立てている人を見れば、やはり残念な結果がある。

 また、美人はモノを大切にする。モノを大切にする意識だけで立てる音はかなり減っていく。自分のかばんを大切にする人は、かばんを投げるように置くことはない。レストランなどでテーブルに着く時に大きな音を立てて、かばんを置いたりしないのだ。テーブルにかばんをドンと置くという乱暴者になったりしない。

 音を立ててかばんを置く人はたいてい携帯電話を取り出し、テーブルの上に投げるように置く。そんな携帯電話が鳴ったら大変で、すぐに大声で話し始めるのだ。騒音が増幅していく。

 もっともわかりやすいのは足音だ。美人の足音は小さい。突然隣に立っていることがよくある。履くもののサイズがピタリと合っていて、きちんと履いている。歩き方も美しい。一方、足音の大きな人はたいていサイズが合っていない。ブカブカで脱げそうになっていたり、きつすぎて変な履き方をしていたりするからだ。音を立てながら歩いていることに気づいていないのだろうか。遠くから足音が聞こえる。その場合は美人は来ない。

 音を立てない意識。それが「美人のもと」になっていく。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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