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35歳からの「転職のススメ」

左遷されたら転職すべき?会社に残るべき?
日陰部署から自分の市場価値を高める方法

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第5回】 2012年7月9日
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 リクルーターの仕事をしていると、「いまはまだ転職しないほうが良いのにな…」と感じることも多々あります。

 例えば、案外多いのが、他の職種に変わりたいというものです。第二新卒の方でしたらありえるのですが、それ以降の年代となりますとなかなか他の職種に変わることは難しく、現職において成果を出しながら人事異動を狙ったほうが建設的です。

 私自身、前職を辞める際に当時の社長からこう言われたことがあります。「お前はもう今の会社をしゃぶりつくしたのか?」、と。この言葉は、胸にぐっと突き刺さりました。

 確かによく考えてみれば、現状の不満やこれからの希望の多くも、1度辞める覚悟をもって、上長や会社によっては経営幹部、社長に話をすることで、現職のなかで転職をせずに得られることがあります。会社にいつも無理を言い続ける人は、いつかはリストラの対象になる可能性があるかもしれませんが、成果を出している方やキーマンと懇意になっているなど何か要素のある方は、現職のなかでのチャンスがまだまだあるという場合もあります。

 では、今の会社で市場価値を高くする、よく声がかかる人になるためにはどうしたら良いのでしょうか。20代の方であれば、何か資格をとったほうが良いのですか?と聞かれることもありますが、30代以降になれば、やはり実績が大事になります。

とにかく目の前の仕事を全力で行い
明確な実績を出す

 自分が工夫をして、成果を出した体験がある方はとても望ましいです。ただ、面接では、NHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』のように、劇的な体験を求めているという会社は必ずしも多くはありません。それ以上に、現状の課題に対して、どのように取り組み、成果をあげていったのかを定量的、定性的に語れる方を望んでいます。

 こう書くと簡単ですが、実際に自分の仕事を定量的に評価した場合、他の方とどの程度違うのかを説明するのは難しいこと。さらには定性的な○○な状態を○○な状態に改善したという体験は、掘り下げないとうまくは話せないものなのです。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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