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旭医師の“横串”診療 気になる症状を多方面から診察する

検査値の異常は本当に“異常”なのか
健康診断結果の正しい扱い方

旭 伸一 [医学博士 日比谷公園クリニック院長]
【第5回】

 健康診断で結果をみて、異常値を指摘されても、決して慌ててはいけません。冷静にその異常値がどのような意味を持つのか、どのようにその異常値を捉えれば良いのか、考えてみましょう。

すべてを細かく見る前に
検査結果をざっくり掴む

 第一に、健康診断の結果を受け取ったら、全体からざっくりと自分の健康状態を掴むことが大切です。記されている数字の一つ一つを、つぶさに見ていくことは、あまりお勧めできません。

 読者の皆さんは英字新聞を読むことはありますか? 英字と数字だけが並んでいて、なかには拒絶反応を示してしまう人もいることでしょう。

 しかし、英字新聞の読み方にもコツがあります。英字は表音文字なので、大事な言葉はダブルクォート(“”)で囲んであります。ということは、表題を読んで、次はダブルクォートを読んでいけば、少なくともどのようなテーマの記事か、ざっくりと掴めるはずです。

 もう少し内容を掴みたければ、最初の段落と最後の段落を読み、さらに詳しく知りたいときは段落の最初の文章だけを読みます。そうすれば、徐々に内容を深く理解できるでしょう。そして、多くの場合、頻出する単語や類似語があることに気づくでしょう。その単語がキーワードだとわかります。私はそうして、英文記事から重要な要素を拾い上げ、内容を把握しています。

 このような「全体からざっくりと内容を掴む」という作業は、健康診断の結果を見るときにも応用できます。体重、肥満度から、肝機能、脂質代謝にいたるまで、すべてを見渡し重要な情報を拾い上げる作業を行うのです。実は、多くの医師はこのような作業をして、患者さんの健康状態をざっくり掴むことを、自然と頭のなかで行なっているものです。

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旭 伸一 [医学博士 日比谷公園クリニック院長]

1963年福井県生まれ。1989年自治医科大学卒業。10年間は福井県立病院・県内診療所にて地域医療に従事。2007年喫煙と飲酒の健康影響を研究し医学博士取得。日比谷公会堂地下に日比谷公園クリニックを立ち上げ第一線で検診・総合診療を幅広く実践している。地域に溶け込む全人的医療こそが早期発見・確実治療の原動力だと考えている。日本医師会認定産業医、日本内科学会認定内科医。


旭医師の“横串”診療 気になる症状を多方面から診察する

めまぐるしく変化するビジネスの現場で、日々格闘するビジネスパーソンのみなさん!良い仕事をするにも、家族と幸せな生活を送るにも、とにかくカラダが資本です。健康な体があってこそ、充実した生活を送れるものです。忙しい毎日を送るビジネスパーソン向けに、内科や循環器科などの「科」にとらわれず横串で、健康へのヒントと何気ないカラダの症状をウェブ上で診断します。診断するのは医学博士で日比谷公園クリニック院長として活躍する旭伸一医師。やさしい言葉で分かりやすく解説します。

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