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ファッションサイトがなぜリアルイベントを開催?
ZOZOTOWNが提案する、新たな成長戦略

週刊ダイヤモンド編集部
2012年8月6日
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 ファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」は、ネット上のファッション販売サイトで日本トップであり、利用したことがある人も多いだろう。複数のブランド品を取り扱うセレクトショップを中心としたラインナップでスタートし、今では約400ショップの商品を取り扱っている。そのZOZOTOWNが9月15、16日に初のリアルイベントを開催する。ネットショップが、なぜリアルイベントを行うのだろうか。

 ファッション系のリアルイベントというと、モデルが闊歩するファッションショーを思い浮かべる。ところがZOZOTOWNのイベントは、次シーズンのアイテムをお披露目する展示会で、その場で個人でも洋服などのアイテムを予約できる。通常、こうした展示会は業界関係者向けで一般には公開していない。ごく一部のショップが上顧客だけに開放することがあるものの、今回は一般の顧客がだれでも1000円の入場料で参加できる。

 イベント名は「ZOZOCOLLE(ゾゾコレ)」。千葉県の幕張メッセで開催する。UNITED ARROWS、SHEL'TTER、A BATHING APEなど国内外で人気の70ショップ、200ブランドが、2000以上のアイテムを出展する。UNITED ARROWSを初め、多くのショップは初の展示会参加になるという。展示するのは秋冬物の新アイテムで、予約を受け付ける。

 こうした展示会を開催するのは、顧客にとっても、ショップにとってもメリットが大きい。顧客は、予約しておくことで気に入った商品を確実に手に入れられる。ショップは、予約が多ければ在庫が余るリスクが少なくなり、定価で確実に販売して利益を取れるというわけだ。

 心配なのは、イベントのコンセプト自体が目新しく、また目玉となるキャッチーなコンテンツがないこと。そこで、ネット上であれば購入・予約金額に対するポイント付与率が1%であるのに対して、イベントでは10%のポイントを付与するほか、ノベルティーも配布する。またZOZOTOWNの顧客は全国にまんべんなくおり、首都圏以外の顧客にどう対応するかも問われるだろう。

 ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイはこれまで高成長を遂げてきたが、足元では成長率が鈍化している。リアルイベントが顧客の支持を受けて、それを弾みに新たな成長軌道へと乗っていけるかが注目される。

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