男のスメルマネジメント
オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
【第6回】 2012年8月6日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

あなたを精神的にへこませる
「加齢臭」から解放される食生活とは

 最近、「男として、一生圏外になりたくない」という言葉を度々耳にする。モテたい、とはまた別次元の話で、その言葉の意味するところは、“家庭があろうがなかろうが(その先に進むかどうかは別問題で)、一生、恋愛の対象外にはなりたくない”ということらしい。女性にはどうもピンとこないが、「うん、わかる」と頷く男性は多いのだろうか。

 8月に入っていよいよ夏本番。強い日差しに止まらぬ汗。匂いが気になる季節になるとともに、男性のクライアントから「あの、汗の匂いも食事で改善できますかね」と聞かれることが増えた。汗の匂いが気になる場合には、もはや、それは“臭い”となる。これは、圏外街道まっしぐらにならないように抑えるべきポイントかもしれない。

 たかが臭い、されど臭い。「○○さんって、生理的にイヤ~」なんて心ない言葉を言われないよう、食事でフォローできることがある。

 体脂肪をはかるには、靴下を脱がないといけない。部屋に入ってスリッパに履き替えるだけで素敵な香りが漂ってくることがあるが、そこからさらに靴下を脱ぐ段階になると、自然と鼻のシャッターが降りそうになるときがある。

 でも、そんな人でさえ、臭わなくなるのだ。

体臭がする人に多く見られる2つのタイプ

 東洋医学では、口臭や体臭から健康状態を探る「聞診」というものがあるが、実際、臭いは内臓の状態を表すことがあると実感している。

 体臭を主訴とするクライアントには、主に2つのタイプが多くみられる。ひとつは、超肉食で野菜は添え物程度。もうひとつは、手料理が少なく、出来合いのものばかり食べているタイプ。平たくいえば、バランスが良いとは言い難く、どちらも、身体の中に老廃物がたまりやすい食生活だ。

 こういう食生活を続けていると代謝も悪くなりがちで、本人のベスト体重からずれていることが多い。そのため、臭い対策を念頭におくのではなく、本来の体重に戻すような食生活を意識してもらうのだが、その目標を達成する頃には自然と臭わなくなる。

 腸内環境が悪いとおならが臭くなる、なんて言われるが、汗もまた然りだ。体内毒素の約75%は便として排出されるが、約3%は汗として排出される。汗をかくということは、温度調整のために大切なだけではないし、ただの害でもない。便と同じように、身体の中の老廃物を出す、と言う点からも大事なものだ。たった3%と思うかもしれないが、便と同じように老廃物を出す働きがある。おならが臭うのに汗は良い香り、なんてことは考え難い。


SPECIAL TOPICS

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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