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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

今や“三平女子”の希望年収さえ満たせる男はなし!?
婚活女性の平均感覚が現実とズレまくる本当の理由

宮崎智之 [フリーライター]
【第36回】 2012年8月20日
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“三平女子”の理想も高望みに?
「結婚とお金」の憂鬱な現実

 結婚には愛が必要だが、お金も必要だ。先立つものがなければ、せっかく育んだ愛が冷めてしまうこともあろう。ということで、今回のテーマは「結婚とお金」である。

 理想の結婚を考えるときに話題に上がるのが、相手の年収だ。結婚相手紹介サービス「ノッツェ」を運営する結婚情報センターの調査によると、結婚の条件として「三高」(高収入・高身長・高学歴)を求めている女性は19.1%。一方で「三平」(平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格)は72.8%だった。

 不況や晩婚化の影響か、この結果を見る限りは一時期より高望みする女性が少なくなったように思える。

 ただ、同じ調査結果を詳しく見てみると、理想と現実が大きくかけ離れていることがわかる。というのも、「三平」との回答が多かった女性に「希望年収」を聞くと、平均で682.6万円。しかしそれに対して、民間企業に勤める男性の平均給与は507.4万円(国税庁調べ)というのが現実なのである。

 あえてもう一度言うが、三平とは「平均的な年収」などを求めることだ。しかし、女性が男性に希望する年収と、現実の「平均的な年収」との間には、180万円近い格差がある。全くもって、三平とはほど遠い理想像だと言える。

 なぜ、このような事態に陥ってしまっているのか。

 原因を考える前に、結婚情報センターが調べた「女性が男性に希望する年収」と、国税庁調べによる実際の平均年収を年代別に見比べたデータを、次ページからチェックしていこう。相手の年収は年齢によっても変わってくるため、参考までに「女性が許容できる年の差」も併記している。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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