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美人のもと

美人はバックから「鏡」を取り出すのが早い

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第18回】 2009年2月6日
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*鏡

 忙しくても1日に一度は鏡を見る。鏡は大切だ。自分を客観視するために最適な道具である。

 化粧をする時だけではなく、何か調子が悪い時、鏡を見れば、調子が悪い原因がわかることも多い。

 鏡にむかって微笑んでいる人がたまにいる。他人にその姿を見られるとちょっと恥かしいのだが、大事なことだ。自分の笑顔をチェックし、財産にしていくことは「美人のもと」をどんどん増やしていくことだからだ。笑顔は確実に人を美しくする。笑顔がどうもおかしいと思った時、それは何か異変を告げている。細かくチェックしたほうがいい。

 そんな大切な鏡だが、やはり美人は鏡の扱いがうまい。見たい部分を見るために的確な位置に鏡を持っていくのだ。それが素早い。そこで固定する。腕のいいカメラマンのようだ。見ている時間も意外と短く、テキパキしている。仕事が早い。

 その鏡も自分のバッグのどこにあるかがはっきりしている。美人はバッグの中からすばやく鏡を取り出す。しかもそれがきれいなのだ。

 一方、「美人のもと」が減っている人はなかなか鏡が出てこない。どこにあるのか忘れている。なぜかそれを探している最中の顔がどんどんおかしくなっていく。口がとがったり、下唇だけ下がったり。最後には深海魚みたいになっていく。

 やっと出てきた鏡はやはり汚い。特に鏡面である。よくもこんなに付いたなと思うほど指紋がついている。それではいろいろチェックできない。

 だからだろうか、意味なくダラダラと時間を費やしてしまう。なぜか何もしないで、自分の顔を見て不満そうな顔をしている。不満そうな顔を見ると余計に不満が募るのに。そしてバッグに片付ける時、投げるように放り込む。それではまた次回探すことになる。

 鏡と仲良くしよう。いつも鏡面をきれいに。顔をきれいにする気持で鏡面にも気を遣おう。それだけで自分で気づかなかった自分の美しい部分が見つかる。その喜びは自分をもっと美しくしてくれる。鏡を見ることが楽しくなる。楽しんでいる顔は「美人のもと」を育ててくれる。

 今日、鏡を調べてみよう。そして、ピカピカにしよう。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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