ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エコカー大戦争!

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみ
名車デロリアンを電気自動車に改造して来年発売!
EVコンバージョン・ビジネスの未来を探る

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第124回】 2012年9月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

9万5000ドル(約760万円)で
デロリアンをスーパーEVとして再生!?

 シェールガスブームに沸く、米テキサス州ヒューストン。

DMC本社。米テキサス州南部、ヒューストン近郊。Photo by Kenji Momota

 同市中心部から北西へ約10km、フリーウェイ69号線と市街周回路8号線のジャンクション。軽工業地帯と住宅が混ざり合うこのエリアに、「DMC(デロリアン・モーター・カンパニー)」という企業がある。

 社屋は倉庫のような平屋建て。屋外駐車場には、光沢を抑えたシルバーカラーの「デロリアン」が8台展示されている。ナンバープレートはテキサス、フロリダ、そしてカリフォルニア。

完全修復された、デロリアンの「DMC-12」。高く跳ね上がるガルウイングが特徴的。Photo by Kenji Momota
「DMC-12」のインテリア。Photo by Kenji Momota

 社屋内に入ると、そこは小さなミュージアム。ガルウイングを跳ね上げた2台の「デロリアン」の周りには、同車純正のルノー製V6エンジン、壁にはドア、インテリア等の純正パーツがプライスタグと共に飾られている。さらに、カーボンファイバー製の新型アンダーボディもある。

 この「デロリアン」というクルマ。正式名称はデロリアン「DMC-12」だ。

 1981~1982年に英国で約9000台生産された、リアミッドシップの2人乗り2ドアスポーツカーだ。全長×全幅×全高=4267mm×1849mm×1140mm、ホイールベースが2408mm。トヨタの新型「ハチロク」と比べると、全長はほぼ同じで、少し幅が広く、背が低い。

 エンジンは仏ルノー製、排気量2.85リッターV型6気筒(最大出力150hp)だ。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

話題の記事

桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


エコカー大戦争!

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

「エコカー大戦争!」

⇒バックナンバー一覧