
私たちは、質問をされると、クセなのか、目を右か左に向けてしまうものである。
ガー博士は、質問への返答ではなく、実験参加者の目の動きだけを見ていた。そして、質問の70%以上で左を向く人と、右を向く人にわけて、それぞれのグループに特徴的に見られる性格傾向を調べてみたのである。
その結果、質問をされて「右を向く」人たちは、他人への攻撃性が高いことがわかったのだ。
彼らは、他人を厳しく非難したり、むしゃくしゃするとモノを投げて壊したりと、イライラやストレスを、心の中に閉じ込めておくことができず、外に出して発散するタイプだったのである。
その点、質問されたときに「左を向く」タイプは、反対であった。彼らは、不快感を自分の心の内部に閉じ込めてしまう傾向があって、攻撃性を見せないのである。ただし、このタイプは、「精神的な問題を抱えやすい」ともガー博士は指摘している。
もし、交渉相手が、あなたが質問をするたびに目を右に向けるタイプなら、かなりハードで、攻撃的にぐいぐいと押してくるタイプだと推察できる。厄介な交渉者である。
逆に、あなたが質問をして、目を左に向けるタイプなら、かなり無理な注文をしても、少なくとも表面的にはあなたに従うであろう。ただし、心の中では怒りの炎が煮えたぎっている可能性もあるが。
相手を質問攻めにし、その目の動きをチェックすれば、いろいろなことが読めてくるものである。
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