ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
みんながブッダ
【第1回】 2012年9月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
阿部敏郎,向 令孝

【第1回】
「ブッダ」を昔のえらい人の名だと思っているなら、
それは大きな勘違いでしかない
ブッダは空気のようなもの。気づけるか、気づけないか、ただそれだけ。

1
nextpage

毎日2万人以上が訪れる人気ブログ「いまここ塾」を主宰し、
全国で開催されている講演会はいつも満員御礼という阿部敏郎氏と、
大手企業に就職するも29歳で得度し、
以来、長く禅寺の住職を務める向令孝氏が、
禅とスピリチュアルの両面から“悟り”について赤裸々に語る!

二人の共著『みんながブッダ』付属CDに収録されている対談から
一部抜粋・編集して全4回にわたってお送りします。

「本当は、あなたはそのままですごい存在なんですよ」
っていうことを伝えたいだけ

阿部:考えてみたら、もう向さんと会って、15年以上?もっと経つ?
僕が最初に向さんと会ってお話うかがう中で、交流分析をちょうど当時勉強しているというので、「なんでそういうのを勉強しているんですか」って聞いたら、禅には伝統の素晴らしさはあるけれど、敷居が高くなっていて一般の人には届きにくくなってる面があるから、自分としては同じ視点に立つために、こういう心理学的な面も取り入れたいと思ってるんだ、っていう話もしてくれて、面白い人だなって思いましたよ。

阿部敏郎(あべ・としろう)
1953年、静岡県生まれ。20歳でシンガーソングライターとしてデビュー。深夜放送のパーソナリティやテレビ番組の司会など、幅広い分野で活躍するが、30歳を迎えた時、突然の霊的体験を機に現役を引退。奈良県の天河神社に奉公の後、浜松市の臨済宗大本山方広寺にて向禅師とともに心の学校「いまここ塾」を主宰。2002年、沖縄に移住。毎週火曜日に行われてきた「いまここ塾」は280回を数え、ブログ「いまここ塾」にも全国から多くのアクセスが集まる。現在は日本各地で講演活動を展開し、毎回、満席の盛況が続いている。
http://abetoshiro.ti-da.net/

僕自身もそういう心理学をもとにしたセミナーをやっていたんで、なんか通じるところもあるんじゃないかっていうところからいろんな話が盛り上がって、ある時、「一緒になんかやってみましょう」って話になって、それで企業の人たちなんかに向けた僕たち独自のプログラムを立ち上げて、そして一緒にDMを作って、封筒に入れて…

:写真も撮ったね、そのための。

阿部:撮りましたね。僕なんてあのとき、着たことのない背広を着て、企業訪問しました。営業までやりましたね。
それで、いろんな企業の方たちが来てくれて、僕たちの会を経験してもらったわけだけれども、その中で結局、僕らがやったことっていうのは、すごい教えっていうようなものを皆さんに提供したわけじゃない。
最初から、来た皆さんに、「本当はあなたはすごい存在なんですよ、本来OKなんだよ」。誰と比較する必要もないし、あなたはあなたによって素晴らしいものとして生かされている、ということに気づいてもらおうということに尽きました。

:そうそう。だから「OK!」って、みんなとやった。

阿部:二泊三日だとしたら、おそらくその間、百回くらいは二人で大きな声で、「OK!」「ユー・アー・オッケー!」って言い続けました。
なんで言い続けたかっていえば、OKだからですよね。
ところが、みんな、ずっと競争とか比較とかいった中で育ってきたから、どうしても自分の足りないところとかばかり見せられてきて、親とか教師は、その人にモチベーションをあげてもらうために、「今のままのお前じゃだめだ、だから頑張れ!」みたいなダメ押しするから、それがどこか潜在意識に染み付いちゃって、「自分は今頑張って何とか生きているけれど、でも、ほんとはダメなんだ」っていう感覚だけが抜け切れない。

:今はそう、多いね、そういう人が。
 

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


阿部敏郎(あべ・としろう)
1953年、静岡県生まれ。20歳でシンガーソングライターとしてデビュー。深夜放送のパーソナリティやテレビ番組の司会など、幅広い分野で活躍するが、30歳を迎えた時、突然の霊的体験を機に現役を引退。奈良県の天河神社に奉公の後、浜松市の臨済宗大本山方広寺にて向禅師とともに心の学校「いまここ塾」を主宰。2002年、沖縄に移住。毎週火曜日に行われてきた「いまここ塾」は280回を数え、ブログ「いまここ塾」にも全国から多くのアクセスが集まる。現在は日本各地で講演活動を展開し、毎回、満席の盛況が続いている。著書に、『随神』(ナチュラルスピリット)、『さとりの授業』(ソフトバンククリエイティブ)、『いまここ』(ダイヤモンド社)などがある。

向令孝(むかい・れいこう)
1947年、大阪生まれ。高校3年生の時、父の急逝を目の当たりにして無常を観じ、関西学院大学1年生の時、たまたま臨済禅師の言葉「無位の真人(むいのしんにん)」に出会って衝撃を受け、禅に傾倒し、現方広寺派管長・大井際断老師について参禅修行を始める。最初に参加した7日間不眠不休で坐禅をする荒行にて、いきなり見性(悟り)する。大学卒業後、大手流通企業に就職するが、29歳で出家得度し、6年間の雲水修業を経て兵庫県の相国寺派法雲寺住職となる。1987年より毎年ドイツに行き参禅指導を続ける。1995~2011年まで臨済宗方広寺山内の奥山青壮年研修所所長を務め、2007~2011年まで臨済宗方広寺派教学部長を務める。現在は浜松市の方広寺派祥光寺住職。


みんながブッダ

毎日2万人以上が訪れる人気ブログ「いまここ塾」を主宰し、全国で開催されている講演会はいつも満員御礼という阿部敏郎氏と、大手企業に就職するも29歳で得度し、以来、長く禅寺の住職を務める向令孝氏が、禅とスピリチュアルの両面から“悟り”について赤裸々に語る!シビアな話、釈迦の慈悲とは、気休めを言わないところなんです!

「みんながブッダ」

⇒バックナンバー一覧