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光回線サービスの仁義なき契約者獲得バトル!
“鬼気迫る営業攻勢”があなたを辟易させる背景

岡 徳之
2012年9月14日
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どうしてこんなに営業電話や訪問販売が多いのか――。光回線サービスの勧誘に辟易している人は多いだろう。それは、業者間でかつてなく激しい「契約者獲得バトル」が繰り広げられているためだ。この4-6月期、王者NTTが提供する「フレッツ光」の純増数が、大幅な落ち込みを見せた。背景には、市場で地殻変動の兆しが見え始めたことがある。そんななか、我々利用者に必要なのは、業者の謳い文句に翻弄されないために市場の状況を詳しく知っておくこと、サービスの加入時などにどんな基準で「よりおトクなサービス」を見極めればいいかということだ。風雲急を告げる光回線サービス市場の裏側を斬る。(取材・文/岡 徳之、協力/プレスラボ)

それにしても多すぎやしないか?
光回線サービスの電話・訪問営業

 「うちには毎日3回電話してくるぞ。迷惑すぎ」「年に数回しか実家に帰らないのに、絶対一度はかかってくる」

 インターネット上で、光回線サービスの勧誘電話や訪問販売に関する苦情が増えている。

 日本のブロードバンド回線に占める光回線の比率は、6割に達している。これまで市場で揺るぎないシェアを誇ってきたのは、NTT陣営(NTT東日本、NTT西日本)が提供する「フレッツ光」。全国の光回線に占める同社のシェアは、約7割と圧倒的である。ところがそんな彼らが今、契約数を少しでも増やそうと、鬼気迫る営業攻勢をかけているというのだ。

 未契約者に対して「サービスに加入してくれ」という営業ならわかる。しかし、そうしたものばかりではない。首都圏の一戸建て住宅に住み、すでにフレッツ光に加入して久しい40代男性会社員の元には、週末になるとNTTの代理店からこんな電話が頻繁にかかってくるという。

 「いつもフレッツ光をご利用いただき、ありがとうございます。サービスをご利用いただく上で、何かお気づきの点はありませんか。今後もサービスの継続をよろしくお願い致します」

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おか・のりゆき

「マイナビニュース」「J-CAST」など、主にウェブ媒体での執筆活動を行ない、IT業界全体を俯瞰するマ クロな視点とウェブ技術に特化したミクロな視点で、業界を定点観測している。デジタルネイティブ世代とロスジェネ世代の中間層(1986年1月生まれ)。PRエージェンシー勤務を経 て、2011年より企業広報・ソフトウェア開発を専門とした株式会社tadashikuを立ち上げる。国内大手BtoCブランドのPR業 務に従事し、国際的な広告賞を受賞したデジタルクリ エイティブキャンペーンにも携わった。


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