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35歳からの「転職のススメ」

こんな人は絶対に転職するな!
今の会社を辞めるべきではない人の共通点

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第10回】 2012年9月24日
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 転職エージェントをしていると、「(エージェントは)何が何でも個人の方を転職させようとする」と思っている方がたまにいらっしゃるようです。しかし、決してそんなことはありません。

 誤解を恐れずに申し上げると、むしろ「転職したい!という人に良い人はいない」と、エージェント仲間ではよくいわれています。「転職したい!」という人たちの多くは、何か今より良い理想の会社があって、そこに転職してキャリアアップしたいという考えを持っているように感じます。しかし、実際にはそんな“理想の会社”などありません。

 ですから、転職エージェントが個人の方に「実際に転職しないほうが良いと思います」とはっきりお伝えすることももちろんあります。では、実際に今の会社を辞めてはいけない人は、具体的にどんな人でしょうか?

とにかく安定志向の人

 公務員的な体質のある財団法人や古くからある伝統的な会社、あるいはなんらかの強みや特徴があり、業績も悪くない会社に勤めている一方、仕事は面白くないという人が結構な数いらっしゃいます。また、給料も良くはないが、悪くもないという人も多くいらっしゃいます。

 そういう方が同窓会や飲みなどで、大学時代の友人に会ったりするとしましょう。大学時代には大して目立ってもいなかった同期が、自分より給料をもらっていたり、キラキラと輝いて仕事をしていたりすると、ついつい彼らの影響を受けたり、いいなと思ったり、悔しいと思ったりすることがあります。

 しかし、だからと言って安易に転職を考えるべきではありません。新卒で10年以上同じ会社におり、35歳を過ぎていれば、急激に職場環境が変わることはかなりストレスになります。特に、安定している会社が良いと心底思っているタイプの人は、転職にはリスクがゼロということはありませんので、慎重に行動すべきでしょう。

毎日定時に帰っている人

 毎日定時に帰っているのは何も悪いことではありません。はやく帰っているのは、仕事ができるからという人ももちろんいます。しかし若い頃から常に定時帰宅で、しかも朝早くきているというわけでもないといった少々楽をしているというタイプの方がいます。今時こんな会社あるのか!?と思われるかもしれませんが、日本は広いもので、時間的に楽な会社は未だに存在します。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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