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全入時代に突入で淘汰も必至!
仁義なき大学生き残りバトル

週刊ダイヤモンド編集部
【12/9/22号】 2012年9月24日
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向井理、北川景子、山下智久、長友佑都
今を時めく超有名人は“あの大学”出身

 さて問題。人気俳優の向井理に北川景子、井上真央、山下智久、そしてサッカー選手の長友佑都。いずれも今を時めく“超有名人”ばかりですが、実はすべて同じ大学の出身者です。さて、どこの大学でしょうか。

 正解は明治大学。「有名人を多数輩出!」と言わんばかりの大学案内を作成、全面的にPRしていることもあって、受験生の間で今、明治の人気が急上昇している。

 たとえばブランドイメージ。リクルートが毎年、全国の高校3年生10万人に対して実施しているブランド調査では、2009年に早稲田大学を抜いて1位に躍り出て以降、4年連続でトップに輝いている。

 これには、受験生の意識変化も影響している。特に08年のリーマンショック以降、顕著なのが「安全志向」。家庭の経済的な理由から浪人はできないという学生が増えており、「行きたい大学よりも、入れる大学を選ぶ傾向にシフトしている」(小林浩・リクルート進学総研所長)という。

 そうした受験生側の事情もあって、難関の早稲田に比べ、頑張ればなんとか入れそうな明治を志願する学生が増えているというわけだ。同様に経済的な理由から難関大の「記念受験」も鳴りを潜めていることも大きい。

 ただ、このところの明治人気の背景には、10年来の改革努力もある。その中身を一言で言えば、時代のニーズに合った学部とキャンパスの拡充である。

 1998年に竣工された地上23階、地下3階の「リバティタワー」(創立120周年記念館)の竣工を手始めに、次々と豪華施設を建設。04年に完成した教育施設「アカデミーコモン」はガラス張りの近代的な建物で、7~11階には吹き抜け空間を配置、各階のラウンジには光がたっぷり差し込む。いかにも受験生に好まれそうな新施設を数え上げればきりがない。

 学部の拡充にも余念がない。情報コミュニケーション学部(04年)、国際日本学部(08年)を新設した他、既存の学部でも学科を増設してきた。こうした動きが受験生に対し、「エネルギーが感じられる大学」(大手予備校幹部)とのイメージを与えている。

 その結果、5年前の08年ですら約10万8900人を誇った志願者数は、12年には約11万3300人に増加。これを受けて明治は総定員数も拡大し、在学生数は5年間で1000人以上も増えているのだから凄まじい。

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