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莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

JAL機内食の中華料理に大興奮
改めて痛感した「観光業は平和産業」

莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第123回】 2012年9月27日
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 9月中旬、上海に飛ぶ日本航空の機内で、思わぬ感激と出合った。何気なく機内食で洋食を頼んだら、なんと中華料理が出てきた。とろけるように煮込んだ中華味の肉を2つの「割包(中華サンド)」ではさんで食べる。中華風の野菜スープも美味しかった。お菓子はパンダの模様をしており、子どもならきっと喜んでくれる。

中華の機内食。上がビジネスクラス、下がエコノミークラス。お菓子にはパンダの顔が。

 思わず興奮を覚えた私は、客室乗務員に「エコノミークラスも中華ですか」と確かめた。そして、ちょっと見せてもらった。中華の白身魚のあんかけのようだった。お菓子はビジネスクラスと同様に、やはりパンダの模様をしている。

5年前に出した要望

 食事を済ませたあとも興奮がしばらく収まらなかった。たかが中華の機内食なのに、そこまで興奮、または感激する必要があるのか、と聞かれそうだが、先に答えを出そう。その理由が十分にある。

 今から数えると、5年前のことになる。当時、私は自分のコラムの中で、航空会社の機内食の内容にある注文を出した。その一部を引用したい。

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莫邦富(モー・バンフ) [作家・ジャーナリスト]

1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。


莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見を毎週お届けしよう。

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