自社にマッチした応募者が倍増、面接候補者は3倍に! 人手も時間も足りない中小企業の採用業務を支援する強い味方とは?

「優秀な人材は採りたいが、採用活動に割ける人手と時間がない」。これは、多くの中小企業が抱えるジレンマだ。そんな悩みを解決するサービスとして注目を集めているのが「マイナビ転職 Booster」。中小企業の経営者や人事総務担当者の採用活動にまつわる負担を軽減し、人材獲得のチャンスを広げるサービスの魅力について、導入企業の事例を基に探る。

社長業の傍ら、採用業務を兼務することに限界を感じる

「当社にとって、一番大事なのは『人』。だから、採用活動は人任せにできません」

 そう語るのは、神戸市に本社を置くソフトウエア開発企業、日本制御エンジニアリングの菅原正仁社長だ。

 同社は、電力系統制御システムのソフトウエアなどを開発する企業として1987年に創業。電力系統制御システムとは、電力会社が設備工事のため一時的に電気を止めたり、停電した際に自動で復旧させたりと、電力の需給バランスを計算して発電電力をコントロールし、各家庭や工場に安定的に電気を供給するためのシステムである。

 日本制御エンジニアリングは、大手電力会社向けにこのシステムを提供しており、すでに40年近い歴史を誇る。従業員数76人と小規模ながら、人々の暮らしや産業に欠かせない電気という重要なインフラを支えている。

 知識集約型のシステム開発において、何より欠かせないのは人材だ。

「少数精鋭のエンジニアたちが、お客さまのご要望にしっかりと耳を傾け、それを実現するために知恵を絞り、ソフトウエアという形にする。全てにおいて『人』の力に依存する仕事なので、採用活動は何よりも重要なのです」(菅原社長)

 優秀な人材を自分の目で見極めるため、同社では菅原社長と井上明吉副社長のトップ2人が自ら採用業務を行ってきた。求人広告を作り、送られてくる履歴書を見て応募者を絞り込み、日時を調整して面接を行うという一連の業務を、菅原社長自身が手掛けてきたのだ。

 しかし、ただでさえ忙しい社長業の傍ら、採用業務まで兼務することには限界を感じていた。

「採用活動の繁忙期には、多くの時間を採用業務に取られてしまいます。しかも、面接の日程調整や連絡といった業務に時間を費やすと、応募者から送られてくる書類をじっくり見る時間が足りなくなってしまう。このままでは欲しい人材を見逃してしまうことになりかねない。そんな危機感を抱いていました」(菅原社長)

 そんな菅原社長の窮地を救ったのは、人材会社大手のマイナビが提供する「マイナビ転職 Booster」だった。同社ではこのサービスを利用することで、自社にマッチした応募者数が2倍に、面接候補者は3倍になったという。

 一体どうやってこのような劇的な成果を上げることができたのか。次ページからはその秘密を明らかにしていく。