オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
【第10回】 2012年10月1日 笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

どうしても夜食を食べたくなったらどうすればいい?
夜中に食べても、ぎりぎり許される食事

空腹で運動した後に夕食をとると
逆に太りやすい体質に!

 そして、深夜の食事が毎日続く生活パターンになっている人、決めたことを続けるのは苦ではない、というストイックな人には、ぜひ、夕食と朝食に食べているものを逆転させてほしい。脂肪細胞の蓄積に関わるBMAL1(ビ―マルワン)は午後3時頃に最も少なく、それ以降徐々に増え続け、深夜2時にピークを迎える。同じものを食べても太る、というもっとも残念なタイミングで食べるよりも、ここはぐっとこらえて朝食にまわした方が良い。

 朝、昼、晩とその順に量を減らした方が痩せるのだから、その逆の生活をしていても太らない、というのはやっぱり難しいことだ。ダイエット外来をしていて、食べているもののわりになかなか思うように体重が減らない…と思うのは、夜勤がある看護師や警備員を職業とする方々だ。食べるものは気にしているのに結果が出にくいのだから、人間本来の生体リズムに添った生活をする、というのは大事なのだと痛感させられる。

 仕事帰りにジムに通う人も多いが、もしも空腹のまま運動をし、その後に軽くだとしても夕食を食べているのであれば、それは太るためにジムに行っているようなものだと思ってほしい。その生活パターンは、太りやすい体質を作ってしまう。仕事終わりの運動の前には、補食をとることをおすすめする。その際には、おにぎりのような炭水化物が最適。炭水化物は消化が早いため、運動中の消化器官に負担をかけにくい。そして、終わった後には、先ほどとった炭水化物以外のタンパク質や野菜をメインとしたおかずを中心に。ダイエットにももちろん、良い睡眠をとるためにもおすすめだ。

食べる時間帯に合わせて
夕食のメニューを考えよう

 男性は比較的に「やるときにはやる」と徹底して物事に取り組む人が多いように思う。そういう方におすすめしたいのは、夕食のシフト制だ。たとえば、20時までだったら何を食べてもいい、21時過ぎたら、主食をちょっと控えめにする、22時過ぎたら主食を抜く、といったかんじで、時間の経過に比例するように軽めのメニューを設定して自分なりのシフトを作ってみると、案外、こなせるものだ。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

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