ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術
【第2回】 2012年10月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
西多昌規 [精神科医・医学博士]

片づけられない人は
仕事ができないのか?

1
nextpage

「がんばらない技術」とは、あなたの中の「マイナスの完全主義」を「プラスの完全主義」に変えるための技術です。難しいことのように思えますが、実はちょっとした思考の転換で、心と体ばかりが疲弊してしまう「マイナスの完全主義」を、成果が出せる「プラスの完全主義」に変えることができるのです。今回は、身近なところから始める「思考の転換術」です。

断舎離ができないのには理由がある?

 夕方オンエアされているテレビニュースの人気特集に「片づけられない女性」があります。「注意欠陥多動障害」という病気が原因としてよく挙げられますが、そればかりが原因ではありません。うつ病の人でも、片づける意欲や気力が湧かずに、結果的に部屋がゴミだらけになっている場合もあります。

 オフィスでも、書類がミルフィーユのようにつもり重なっていたり、文房具や紙が散乱して、無秩序なデスクで仕事をしていたりする人もいるかもしれません。
  それだけできれい好きの上司からは「片づけられない部下」として、「こいつは仕事ができない」と思われてしまうリスクも十分にあります。

 しかし、片づけられない人をすべて病気と判断してしまうのは、極論です。「片づけられない」と嘆く人は、完全主義の考え方が強すぎるだけの場合が多いのです。

 えてしてこういうタイプの人は「断舎離」の本を買い込んで、本に書いてある通りに完全に片づけようといったんは決意します。しかし、実際には思っている通りには部屋は片づいてくれません。途中で出てきた古い写真に見とれたり、他の用事が出来たり。結果的にうまく片づかないと「やってもムダだ」という諦めの境地になってしまいます。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
キーワード 
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


西多昌規 [精神科医・医学博士]

1970年石川県生まれ。1996年、東京医科歯科大学卒業。 国立精神・神経医療研究センター、ハーバード・メディカル・スクール研究員などを経て、現在、自治医科大学・講師。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。スリープクリニック銀座でも診療を行うほか、企業産業医としての活動も行っている。 著書に、『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』『「月曜日がゆううつ」になったら読む本』(共に大和書房)、『「器が小さい人」にならないための50の行動』(草思社)、『「テンパらない」技術』(PHP文庫)など多数。


今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術

「部下や同僚に仕事を任せることができない」「やってもやっても仕事が終わらない」「気づくと、いつも最後まで会社に残っている」……以上の中でひとつでも当てはまるものがあれば、あなたは「マイナスの完全主義」に支配されている可能性があります。本連載では、そんな「しんどい」マイナスの完全主義を、成果の出せる「プラスの完全主義」に変える方法をご紹介していきます。

「今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術」

⇒バックナンバー一覧