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結婚を後悔しない50のリスト 植木理恵&ゼクシィ編集長との特別対談
【第1回】 2012年10月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役],植木理恵,伊藤 綾

心理学から考える、結婚がうまくいくコツとは?
幸せな家庭生活を送るための「3つの力」
植木理恵×大塚寿 対談【前編】

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仕事と家庭で使い分ける、
ハードインテリとソフトインテリ

植木理恵さん

植木:男性はもともとハードインテリジェンスを女性よりも強く持ち、女性は元来ソフトインテリジェンスを強く持つと考えられています。

 昔の日本では外で仕事をするのは男性で、家を守るのは女性と棲み分けられていましたから、それぞれの役割をまっとうするだけでそれほど問題は起こらなかったのかもしれません。

 でも私もそうですが、女性でも仕事を持っていて、なおかつ家庭内にもハードインテリを持ち込んでやり合ってしまう人が今は多くなっている。これでは家庭の雰囲気が悪くなってもしかたがない。

 本当は男女ともに、外ではハードインテリジェンス、家ではソフトインテリジェンスって切り替えられると仕事も家庭も上手くいくんでしょうが、なかなかそうはできませんよね。

大塚:すごい、なんて分かりやすいんだ。その3つのソフトインテリジェンスって、僕の新刊『結婚を後悔しない50のリスト』でも紹介した、結婚が上手くいく人が兼ね備える要素と非常に重なるような気がします。例えば、言ってはいけないNGワードってあるじゃないですか。夫が奥さんに向けて言う、「結論から言ってくれる?」というひと言とか。

植木:ああ、確かにそれを言われると腹が立ちますね(笑)。

大塚:そうでしょう。家に一日いた奥さんの方はただ話を聞いて欲しくて、仕事から帰ってきた旦那さんに玄関口から食卓までずっとマシンガントークでまくしたててしまう。でも旦那さんの方は疲れてくたくたなのに、なんでそんなに要領の得ない話をするかな、とイライラしてくるんです。

 だからついつい、「結論から言ってくれる?」とか「今ちょっと疲れているからやめてくれない?」とか言っちゃうんですよね。それに奥さんはカチンとくる。それが不仲に発展する原因にもなるんですが、そこで賢い夫は「後でゆっくり聞くから」と言うそうなんです。

植木:まさにソフトインテリジェンスの「先送りする力」ですね。それがあれば、「後でゆっくり聞くね」って言えるんです。

 さらに心理学的に分析すると、「結論から言ってくれる?」という言葉の裏にあるものって、「普通は結論から話すよね」っていうメッセージでもある。でも、その「普通はこうだよね」っていう言葉って、そもそも夫婦間ではお互い腹が立つだけのもの。常識とか普通っていう、世の中の正義を夫婦喧嘩でぶつけ合っても何の解決にもならないじゃないですか。そういう言葉は、家庭内ではやっぱりNGです。

大塚:なるほど。じゃあ代わりにどんな言い方が家庭内でふさわしいんですか?

植木:「僕はこう思うんだけど、君はどう思う?」というふうに、主語を「僕」と「あなた」にして話すんです。これは親子間の会話にも当てはまるのですが、「お母さんはそういうふうにすると寂しいわ」とか「お母さんはそういうふうにしてくれて嬉しい」という言い方を母親がする家には、不登校や問題行動のあるお子さんが少ないと言われています。やっぱり、一般則や常識を持ち出す言い方は家庭には合わないんですね。

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    大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

    1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
    挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
    著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。

    植木理恵(うえき・りえ)

    1975年大分生まれ、東京大学大学院教育心理学コース修了。現在は慶應義塾大学で教鞭をとるとともに、都内大学病院にて臨床心理士として勤務。フジテレビ系列「明石家さんまのホンマでっかTV」にて心理評論家として人気を集める。『本当によくわかる心理学』など、心理学を分かりやすく書いた著書多数。

    伊藤 綾(いとう・あや)

    料理書籍の出版社を経て2000年にリクルート入社。ゼクシィ事業部に配属。2006年に首都圏版編集長。出産を経て2009年に復職し、2010年首都圏版編集長、2011年4月よりゼクシィブランド編集長。ブランディング、CMプロモーション、ゼクシィ本誌の編集出版、ブライダルマーケットの現状分析と未来予測等に従事。中長期的なカスタマーマーケティングをメディアづくりの基軸とし、2007年8月「花嫁1000人委員会」、2012年5月「花婿100人委員会」を設立。“5時に帰る編集長”として双子の育児との両立に挑戦中。


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    20万部突破の「後悔しない50のリスト」シリーズの第3弾は「結婚」。実は、1万人インタビューからわかった人生最大の後悔テーマとは結婚なのです。なぜ、結婚に後悔が集中するのでしょうか? 著者の大塚寿氏が、「ほんまでっか!?TV」等でも活躍する心理学者・植木理恵さん、日本一の結婚情報誌「ゼクシィ」編集長・伊藤綾さんと語る、後悔しないこれからの結婚について。

    「結婚を後悔しない50のリスト 植木理恵&ゼクシィ編集長との特別対談」

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