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【第1回】 2012年10月11日
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曽和利光 [株式会社人材研究所 代表取締役社長]

グローバル化で急進するか!?強い人事のススメ
エラい人の「持論」に振り回される人事から、今こそ卒業しよう!

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「人を見る目がある」という上司、「面接なんて5秒で分かる」と自信満々の経営者――果たしてそれは「真実」でしょうか?人事の世界はもっともイノベーションが行われていない分野のひとつ。グローバル化、少子化、就職率の低下の中、「人事2.0」の切り拓き方とは?経営者、人事部、起業志望者、注目です!

そろそろ「人事部」もバージョンアップしなければいけない

 突然ですが、「マネジメント」「マーケティング」に比べて「人事」について語られることはとても少ないと感じませんか?今回は、誰しもが無関係ではなくかつ重要な、しかしなかなか触れられることの少ない「人事の未来」についてみなさんにお伝えしたいと思います。

 「人事部」のことを「人材開発部」「人財部」等の言葉で表現する会社は多々あります。それだけ、人事は人を会社の「宝」に育てていくことを期待されている部署であると思うのですが、実際にはどれだけの人事部、企業がその理想を果たしているでしょうか。

 別の言い方をすれば、
・あなたは、人事部によって、自分の可能性を最大化する機会を作ってもらうことで、会社にとっての「宝」になりえている、と感じますか?
・または、あなたが人事の主体者である、マネジメント層、人事部員であるなら、社員の可能性を開くサポートができている、と感じますか?

 残念ながら、この質問に胸を張って「Yes」と答えられる人は少ないように思います。また、最近では現場社員や経営層から「人事部不用説」まで聞くほど、昔に比べて人事部の存在感は薄くなってきているような気がします。

 無論、人事は人事部だけがするものではないのですが、私は会社の人事の中枢である人事部の役割はまだまだ重要であると思っています。ただ、役割をきちんと果たせていないのです。

 「モチベーション3.0」や「マーケティング3.0」などの言葉を、目や耳にしたことがあると思います。しかし、私には、人事部は「2.0」にさえなっていないように感じます。時代の変化に合わせて事業や戦略が変化するのに比べて、人事部や人事部員は旧態依然で、改善の余地が大いにあるのです。人事部が場や組織のあり方に影響を与えている以上、人事のバージョンアップは、日本の企業で働くすべての人に関係のある話です。

 しばし、胸に手を置いて我が身を振り返りつつ、これからの「人事2.0」について考えみましょう。
 

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曽和利光 [株式会社人材研究所 代表取締役社長]

一九九五年 京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属。人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験。二〇〇九年ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者。二〇一一年 株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立 代表取締役社長に就任、現在に至る


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