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企業の保育事業参入の草分け的存在
豊富な経験と実績を武器に成長続ける
サクセスホールディングス代表取締役社長 柴野豪男

週刊ダイヤモンド編集部
【第208回】 2012年10月11日
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Photo by Kiyoshi Takimoto

 長引く景気低迷によって、共働き世帯が増加し続けている日本。厚生労働省の調査によると、保育所に通う児童数は毎年数万人規模で増え続けている。少子化時代だから保育所事業は伸びないと考えるのは早計で、むしろニーズは着実に増えている。

 そうした受け皿として拡大しているのが、株式会社による保育所運営だ。

 病院や企業内の保育所運営を受託するというかたちでサービスを提供してきたほか、2000年からは規制緩和によって、それまで地方自治体と社会福祉法人しか設置できなかった認可保育園事業に、株式会社や学校法人なども参入できるようになった。

 神奈川県藤沢市に本拠を構えるサクセスホールディングスも、そんな企業の1つ。ベネッセホールディングスやピジョンなど大手に伍して、20年もの実績を持つ“老舗”として評価されている。

学習塾経営で起業
資金調達に苦戦しながら
地道に拡大

 「僕についてくるなんて、うちの妻は本当に腹が据わっているのか、それとも単に鈍感なのか……」。社長の柴野豪男がこう話すように、30代までは幾度となく壁にぶち当たり、まさに波瀾万丈の人生だった。

 上智大学を卒業し、会計事務所に勤務しながら税理士資格の取得を考えていたが、「あまりに忙しい事務所で、資格取得のための勉強時間がなかった」ため、学習塾経営に方向転換を図った。30歳ごろのことだ。

 学習塾のフランチャイズに応募したが、これがばくちの始まりだった。350万円もの大金を加盟金として支払ったが、まともな経営指導はゼロ。結婚し、子どももいたにもかかわらず、自宅を売る羽目になったという。

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