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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

“ゴルフ女子”は激増しているのになぜ?
若手男性社員がゴルフをしたがらない本当の理由

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第76回】 2012年10月22日
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 社会人になって職場でゴルフに誘われると、大人になった気がしたもの。ゴルフは身だしなみや相手に対する気配りが重要で、さらにプレイの結果は自己申告。学生時代までに経験したスポーツとは別世界の競技です。まさに“紳士のスポーツ”をしているという実感を得ることができます。そんな大人の世界へ誘導してくれるのは、会社の先輩や上司たちでした。ところが、最近はそうした“伝統”が大きく崩れてしまっているようです。先輩や上司が誘っても、ゴルフを始めることを拒む若手社員が少なくないからです。

 今回は、イマドキの若手社員におけるゴルフに対する価値観の変遷について、紹介してきたいと思います。

高額の用品代にプレイ代、交通費…
ゴルフを始めるための高いハードル「お金」

 ゴルフは、英国が発祥で、芝生のコース上に静止しているボールをクラブで打ち継ぎ、グリーン上にあるホールへ入れ、それまでに要したストローク(打数)によって優劣を競う競技。各ホールには基準打数(=パー)が決められており、すべてのホールをパーでまわると72打のスコアとなります。逆にパーより少なくまわると、アンダーパーとカウント。それが1打少ないとバーディー。ただ、素人にはなかなかできない芸当です。

 ちなみに筆者もゴルフをしますが、腕はなかなか上がりません。18ホールまわって、パーは1つか2つくらいがいいところです。

 では、最近の若手社員はどうでしょうか?広告代理店に勤務しているIさん(29歳)は、ゴルフを始めて1年目。学生時代は野球部に所属していたので、ボールにうまくクラブが当たれば飛ぶのですが、

 「すぐにグリーンを飛び出してOBになってしまいます。なので、なかなか100が切れません」

 と、話してくれました。誰でもスコアを良くする(少ないストロークでまわる)ためには、壁にぶち当たるもの。だからこそ、ゴルフは楽しいのかもしれませんね。

 ちなみにゴルフは一生を通して楽しめるスポーツと言われています。大抵の人は社会人でデビューし、それから腕を磨いて70歳過ぎまで普通に楽しむことができます。

 ただし、ゴルフはお金がかかります。バブル華やかなりし頃に比べれば、ゴルフ場もかなり安くなりましたが、それでも他の一般的なスポーツに比べれば、1回で「それなりのコスト」を要します。ゴルフ場のプレイ費以外にも、交通費や昼食費が案外ばかになりません。景気が低迷して収入アップが見込めない時代においては特に、心理的な抵抗感が生まれて、ゴルフを始める人が減少しているようです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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