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加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る

語学力より体力勝負!地球を舞台に
勝負し続けるための加藤嘉一流・自己管理術

加藤嘉一
【第6回】 2012年10月29日
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移動時間は、読書のためのまとまった時間がとれる貴重な機会。写真は欧州取材旅行の際、電車で移動中の加藤嘉一 Photo:DOY

 先日まで、尖閣諸島問題に関する国際会議に参加するため、台湾を訪問していた。今は拠点とする米ボストン、ケンブリッジに戻って、本稿を執筆している。

 本稿では、台湾で私が考えたこと、今後中国を含めた東アジアを研究し、発信していくうえで、台湾をどう捉えるか、というテーマで書こうと思っていたが、急遽方向転換したい。このテーマは次回に譲ることにする。

 拠点を北京からボストンに移して2ヵ月が経ち、いろいろと思うことがある。Just in nowで考えていることを、日頃から私を応援してくださっている読者の皆さんに伝えたい。

22時間の移動を経て

 台北から約13時間かけてサンフランシスコに着き、3時間のトランジットを経て、更に6時間かけてボストンへ。空の上では台湾で購入した中国語の本3冊を読破し、自分のなかで懸案になっていた5つの問題――1、ボストンにおけるネットワークの構築法、2、アメリカの民主主義を理解するための具体的アプローチ、3、向こう数年の出版計画、4、お正月に帰国するかしないか、5、10年後の自分のあるべき姿、に思考を巡らせ、整理した。

 空港は最寄りの駅みたいなもの。空の移動は近所のコンビニに行くようなものだ。

 ケンブリッジの自宅に着いたのは朝の7時。スーツを脱ぎ捨て、ランニングウエアに着替え、チャールズ河沿いに20キロ走を敢行。1キロ5分ペース、100分で走破した。シャワーを浴びて、牛乳をがぶ飲みし、そのまま大学へ出勤。

 セミナー、講義。合間にハーバードの学生を取材し、議論する――。途中2時間、空き時間ができた。その間、英フィナンシャルタイムズ中国語版のコラムを書き上げる。

 帰宅は夜の9時。疲れた体に鞭を打って、カレーを作り、口の中に放りこむ。もはや、シャワーを浴びる余力は残っておらず、そのままベッドに倒れこんだ。

 ずっと、こういう感じの生活をしてきた。心身共に、疲れはそれなりにたまっていると感じている。

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人の波がぶつかりあい、時代のエネルギーが炸裂する。アジアでいちばん激しく、生命力があふれた国、中国。その中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。そこから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。私たちの課題もみえてきます。

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加藤嘉一 

1984年生まれ。静岡県函南町出身。山梨学院大学附属高等学校卒業後、2003年、北京大学へ留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。北京大学研究員、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)を経て、2012年8月に渡米。ハーバード大学フェロー(2012~2014年)、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員(2014〜2015年)を務めたのち、現在は北京を拠点に研究・発信を続ける。米『ニューヨーク・タイムズ』中国語版コラムニスト。日本語での単著に、『中国民主化研究』『われ日本海の橋とならん』(以上、ダイヤモンド社)、『たった独りの外交録』(晶文社)、『脱・中国論』(日経BP社)などがある。

 


加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る

「だったら、お前がやれ!」

 この言葉が意味すること、それは「対案の無い無責任な批判はするな」ということだ。「自分はどう考えるのか」、そして「自分は具体的にどのような行動をとるのか――」。何かに意見するとき、加藤氏は必ず自らに問いかける。加藤氏の行動規範としているものだ。
日本社会に蔓延る無責任な論評を、加藤氏の視点で切り込み、加藤氏なりの対案や考え方を示してきた本連載のシリーズ第2弾。2012年8月に加藤氏が拠点を中国北京から、米ハーバード大学ケネディースクールへ移し、新たなチャレンジをスタートさせる。2012年4月から8月までの第1弾とはひと味違う、加藤氏の言葉をお届けする。

「加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る」

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