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マッキンゼーの元採用マネジャーに聞く「人材の条件」

マッキンゼーにおける「一流の人材」とは?

伊賀泰代
【第1回】 2012年11月12日
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超一流と思われることはブランドマネジメントが成功した証

―― マッキンゼーには「超エリート」しか入れないというイメージがあります。世間からそう思われることについて、どのようにお考えですか。

 コンサルティングは経営者向けのサービス業ですから、クライアント企業からどういうイメージを持たれるかということも大切です。超一流の集団だと思っていただけるのは、そうした意味でありがたいことですし、マッキンゼーのブランドマネジメントがうまくいっている証左でもあると思います。

 採用の場面でも、そう思われることは決して悪いことではありません。デメリットがあるとすれば、敷居が高くなることでしょうか。自分はマッキンゼーに入るレベルに到達していないと考えてしまう人が、受けに来なくなるからです。

 一例を挙げれば、ワーキングマザーの方々にもコンサルタント向きの方がいらっしゃいます。しかし、彼女たちは子育てもしなければならないなか、超一流の集団で伍していくのは難しいと思ってしまいがちです。採用のことを考えれば、必ずしもスーパーマンばかりの職場ではないことも、伝えなければならないのかもしれません。

―― 実際、そういうワーキングマザーのような方も採用されるのですか。

 男女とも、お子さんがいらっしゃることは、まったく問題にはなりません。その他、仮に何らかのハンディがあるとしても、仕事の遂行上問題にならなければ構わないと思います。飛行機が怖くて乗れないと言われると難しいとは思いますが。

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伊賀 泰代(いが・やすよ)

キャリア形成コンサルタント。
兵庫県出身。一橋大学法学部を卒業後、日興證券引受本部(当時)を経て、カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネスにてMBAを取得。1993年から2010年末までマッキンゼー・アンド・カンパニー、ジャパンにて、コンサルタント(アソシエイト、エンゲージメント・マネージャー)、および、人材育成、採用マネージャーを務める。2011年より独立。
現在は、キャリアインタビューサイト MY CHOICEを運営し、リーダーシップ教育やキャリア形成に関する啓蒙活動に従事する。
著書には『採用基準』がある。

 


マッキンゼーの元採用マネジャーに聞く「人材の条件」

マッキンゼーの採用マネジャーを12年務めた伊賀泰代氏。「超難関」と言われる同社の採用試験では、どのような人材を「できる人」と見なしていたのか。またどのような人を採用しようとしていたのか。いまの日本に必要な人材像についても聞きました。

「マッキンゼーの元採用マネジャーに聞く「人材の条件」」

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