建設・土木業界を主軸に全産業に向けたレンタル事業を展開するレンタルのニッケンは、社会の“困った”を解決するという強い志を持ち、循環型社会の実現に貢献している。社員の活躍の場も多岐にわたり、それぞれの持ち場で充実感・達成感が味わえる。

レンタルを通じてDXとEXを推進し「持続可能な循環型社会」を実現レンタルのニッケン
藤良(ふじよし)太郎 代表取締役社長(本名:齊藤良幸)

 モノを所有せず、使いたいときに使う「所有から利用へ」という行動様式の変化は、法人需要にも及んでいる。土木・建設機械のレンタル市場の売上高は2023年度に初めて1・2兆円を超えた(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)。レンタルのニッケンの藤良(ふじよし)太郎社長は、「市場の拡大はこれから先も続く」と読む。

「労働力人口の減少を背景にアウトソース需要が増える。その受け皿の一つがレンタル会社です。環境対応型の機器は価格が高価で、お客さまが自社で購入して管理するハードルはかなり高い。所有から利用へというニーズは増えていくでしょう。当社の役割はますます重要になります」

 同社は1967年7月、建設会社向けの建設機械のレンタルから事業を始めたが、90年に三菱商事のグループ会社となり、レンタル事業を全産業向けに拡大した。