自宅で仕事をしているのに
我が家の電気代が3000円台の理由

 ここからは、通信費や光熱費の節約術をご紹介しましょう。

 通信費は手取りの5%以内に留めたいところですが、家族全員がスマートフォンを利用すると、データ通信料だけでも高額になりますよね。
その分、通話は無料通話(LINEなどや050plusなどのアプリ)や割引サービス(スマホdeひかり電話など)を活用するようにしましょう。
 我が家の場合は、連絡は基本Eメールで済ませ、スカイプやひかり電話を利用することも多いです。有料通話でだらだら話すのはお金のムダと割り切っています。

 冬の水道・光熱費も悩みの種ですが、これも夫婦で協力することが大切です。
 妻がいくらこまめに照明を消していても、夫が照明やエアコンをつけっぱなし、お湯を流しっぱなしでは、節約の効果は半減してしまうからです。

まず、最初に行ったほうがよいのは、平均データや料金体系を知ることです。
 総務省の家計調査(平成23年度)によると、二人以上世帯の水道・光熱費の平均は2万1742円(電気代9257円・ガス代5647円・上下水道代5230円・その他光熱1608円)です。
 家計調査のデータは家族の人数が3.42人、世帯主の年齢も47.3歳が平均なので、二人暮らし、三人暮らしの方はもう少し下げられるようにしたいですね。

 料金体系は、毎月固定でかかる基本料金(契約の大きさによって決まる)と電力量料金(電気の使用量で決まる)などで成り立っています。
基本料金を下げるには、契約アンペアを下げることです。たとえば、東京電力の場合、10A下げれば年3276円(月273円)の節約になります。多くの電力会社では無料で工事をお願いすることができます。

我が家の場合も、契約アンペアを20Aにすることで、電気代は通常は月3000円台、夏は4000円台に抑えています。
 私は家で仕事をすることが多いので、「なぜそれでそんなに安くできるの?」とよく驚かれますが、契約アンペアを下げるのと、あとは小さなことの積み重ねで使用量を下げています。