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【13/01/12号】 2013年1月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
週刊ダイヤモンド編集部

花粉症の根治もある「舌下免疫療法」から
iPS細胞で注目の再生医療までを全網羅
ここまで治る!“超”先端医療

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花粉症とついにサヨナラ!

 「きれいだなあ」。大量に舞う花粉に感動の声を上げた次の瞬間、ズルリ。鼻水が出た。「これはまずい」。気付いたときはもう遅かった。外科医の岸本晃男さんはスギ花粉症を発症した。

 10年前、学会に出席するために千葉県の山中を車で走っていると、スギ林で花粉が舞っていた。あまりの美しさに車を止めて外へ飛び出してしまった。それが運の尽きだった。

 くしゃみと鼻水が止まらない。集中力が保てない。患者で溢れ返る病院で診療と手術に追われる日々なのに、こんな邪魔な症状を背負っていられない──。そう思って、花粉症に効くというステロイド治療をやってみたが、食欲減退などの副作用がいろいろ出て中止した。

 飲み薬をいくつか試してみた末に2005年11月、花粉シーズンが始まる前のタイミングで、アレルギーの専門家である日本医科大学の大久保公裕教授に相談した。

 大久保教授からアレルゲン(アレルギーを起こす原因)に対する過敏性を減少させる「アレルゲン免疫療法」の説明を受けた。この治療には通院して注射する方法、自宅で投与する方法の2つがあるという。「自宅でできるなら」と、早速、後者の「舌下免疫療法」で治療を始めた。

 投与期間は花粉シーズンが始まる少し前からシーズンが終わるまで。毎日パンをちぎって舌の下に入れて、そこに花粉エキスを垂らした。

 少量から始めて少しずつ体に慣れさせ、徐々に増量。アレルゲンに接しても過敏にならない体質へと改善させていった。

 効果はてきめんだった。治療2年目から症状はすっかり軽くなり、併用していた飲み薬は大幅に減らすことができた。以来、岸本さんは花粉症に悩まされることはなくなった。

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