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日本を元気にする経営学教室III

お茶のサプライチェーンを例に
事業プロセスから戦略を組み立てる
――神戸大学大学院経営学研究科教授 松尾博文

【新連載】シリーズ「オペマネの思考法」(1)

松尾博文 [神戸大学大学院経営学研究科教授]
【第1回】 2013年1月15日
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まつお・ひろふみ
京都大学工学部数理工学科卒業。1984年米マサチュ-セッツ工科大学大学院経営学研究科博士課程修了。米ペンシルバニア大学経営大学院客員準教授、米テキサス大学オースティン校経営大学院教授(Fred H. Moore Professorship)、筑波大学社会工学系教授を経て、2004年から神戸大学大学院経営学研究科教授。専攻はオペレーション・マネジメントとサプライチェーン・マネジメント。国際的学術雑誌の論文多数、編集委員を歴任。現在、日本オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会会長。

 オペレーションズ・マネジメント(オペマネ)は欧米のビジネススクールでは必須科目である。オペレーションズ・リサーチや経営工学ではない。ビジネススクールの技術管理という科目でもない。オペマネは、製造業とサービス業の事業プロセスを対象とする学問体系で、企業と組織の事業プロセスを中心に、製品、顧客、マーケティング、経営、戦略を考える科目である。

 筆者は、MIT(マサチューセッツ工科大学大学院)で、オペマネでPh.D.を習得し、テキサス大学オースチンのビジネススクールで15年間オペマネの研究と教育に従事してきた。神戸大学のMBAプログラムでは、『オペマネ応用研究』を担当している。また、オペマネの代表的な学会である米国のPOMS学会、欧州のEurOMA学会と連携している日本オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会(JOMSA)の会長を現在、務めている。

 本シリーズでは、オペマネの基本的な思考法を解説し、日本の製造業が陥っている問題点の解決策を、事業プロセスの見直しというオペマネの方法論から議論する。簡単な事例、極端な事例、理論と実践を取り混ぜて、論理的に考えるための糧(Food for thought)を提供することを目指す。第1回目の本稿では、「事業プロセスから戦略を組み立てる」という思考法を紹介する。

戦略が先かプロセスが先か

 ニワトリが先か、卵が先かというような話で、戦略を先に立てて、事業プロセスに落とし込むということをせずに、先に、事業プロセスを複数考えて、戦略を組み立てていくということを考える。複数のプロセスを創造、比較、分析することにより、単なる思いつき、思い込みでない戦略立案が可能となる。

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松尾博文 [神戸大学大学院経営学研究科教授]

まつお・ひろふみ
京都大学工学部数理工学科卒業。1984年米マサチュ-セッツ工科大学大学院経営学研究科博士課程修了。米ペンシルバニア大学経営大学院客員準教授、米テキサス大学オースティン校経営大学院教授(Fred H. Moore Professorship)、筑波大学社会工学系教授を経て、2004年から神戸大学大学院経営学研究科教授。専攻はオペレーション・マネジメントとサプライチェーン・マネジメント。国際的学術雑誌の論文多数、編集委員を歴任。現在、日本オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会会長。


日本を元気にする経営学教室III

【シリーズ「オペマネの思考法」/松尾博文】
オペレーションズ・マネジメント(オペマネ)は欧米のビジネススクールでは必須科目である。オペマネは、製造業とサービス業の事業プロセスを対象とする学問体系で、企業と組織の事業プロセスを中心に、製品、顧客、マーケティング、経営、戦略を考える科目である。本シリーズでは、オペマネの基本的な思考法を解説し、日本の製造業が陥っている問題点の解決策を、事業プロセスの見直しというオペマネの方法論から議論する。簡単な事例、極端な事例、理論と実践を取り混ぜて、論理的に考えるための糧(Food for thought)を提供することを目指す。

 

【シリーズ「カルチャー・トランスフォーメーション」/滝波純一】
企業文化は経営そのものである」というのは、1990年代に瀕死のIBMをよみがえらせたルイス・ガースナーの言葉である。多くの経営者は企業文化が業績に及ぼす影響がいかに大きいか知っている。一方で、企業文化を変革することが、いかに難しいかも、多くの人の知るところである。近年、人事・組織の領域では、日本よりも、海外の方が一歩進んでいると言わざるを得ないのだが、海外では「カルチャー・トランスフォーメーション」として、多くの企業が企業文化の変革に取り組んでおり、そこから有効な方法論も見出されつつある。事業環境が激変する中、日本企業にとっても企業文化の変革は喫緊の課題であり、海外での取組・確立されつつある方法論から学ぶべき点が多いのではないだろうか。本連載では、「カルチャー・トランスフォーメーション」について、紹介していきたい。

 

「日本を元気にする経営学教室III」

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