「コロナ禍になってから、“おなかが張って、おならの回数が増えた”という悩みで、クリニックにいらっしゃる女性の患者さんが増えました」とブログで書いている医師がいた。東京・西国分寺にある「ちほ内科クリニック」院長、金丸千穂医師だ。金丸医師は、おならの回数が増えた原因がマスク生活と関係があると考えている。

 金丸医師によると、おならの原因は口から吸い込んだ空気と腸内細菌が食べ物を分解するときに発するガス。特に口から吸い込む空気は、おならの原因の70%を占めるとされている。吸い込んだ空気の一部は「ゲップ」となって出ていくが、ゲップを我慢することの多い女性のほうが、おなかにガスをためやすいという。

「マスク生活で普段より大きな声で話すことが増えることで、口から吸い込む空気の量や回数が増えてもおかしくない。また、巣ごもりによる運動不足や、ストレスも原因になる。その結果、“ガス腹”になり、おならの回数も増えてしまったのでは」(金丸医師)

危険な「ガス腹」チェックリスト
週刊朝日 2022年7月22日号より 拡大画像表示