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キャッシュフロー改善!資金繰りの掟
【第2回】 2007年10月9日
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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

利益と資金の違いを知っておこう

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◎利益と資金は何が違うのか?
利益と資金は何が違うのか?

 中小企業の経営者であれば、利益が出たので税金を払わなければならないが、その資金が手元にないということを経験した人も少なくないはずです。利益が出ているのにお金がない、いわゆる「勘定あって銭足らず」という状態です。これは利益と資金が一致していないことから起こります。資金繰りを円滑に進めるために、両者の違いをよく理解しておいてください。

 会社の利益は損益計算書で計算されます。損益計算書では、売上高から売上原価や販売費及び一般管理費を差し引いて利益を計算します。

 ここで売上高というのは、一事業年度にどれだけ売ったかを示すもので、売上代金を回収しているかどうかを問いません。したがって、売上高、売上原価、販売費及び一般管理費などがまったく同じでも、売上代金を全額回収している場合には十分な資金が手元に残っていますし、逆に、売上代金の未回収額が多ければ、手元の資金は乏しくなってきます。

 その他、在庫の多寡、仕入債務の残高、投資をしたかどうか、減価償却費の額などによって利益と資金が違ってきます。それは損益計算書の利益が「現金主義」ではなく、「実現主義」「発生主義」(上図参照)によって計算されているために生じます。利益を出していながら倒産してしまう「黒字倒産」も、利益と資金が一致していないために起こる現象なのです。

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


キャッシュフロー改善!資金繰りの掟

企業経営にとって永遠のテーマである資金繰り。ポイントはキャッシュフローの改善だ!この連載では、すぐに使えて効果を期待できるセオリーを紹介。

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