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キャッシュフロー改善!資金繰りの掟
【第11回】 2007年12月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
高橋敏則 [公認会計士、税理士]

資産売却と不採算部門の撤退は、早い決断を!

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◎投資資産を見直そう
投資資産を見直そう

 地価の値上がりを期待して買った不動産が利用されていなかったり、もともと利用よりも所有を目的として不動産を抱えている企業が少なくありません。

 不動産を利用してもわずかな収益しか得られないという場合もあります。また、単なる投資目的とかつきあいで買った株式やゴルフ会員権の価格が大幅に下落してしまったため、含み損を抱えていることもあります。

 これらの資産を処分すると損が出てしまうため、処分に踏み切れず、塩漬けとなっている企業もけっこう見られます。これらの資産を活用してキャッシュフローを生み出したり、あるいは生み出すのに役立てられればよいのですが、そうできないのが現実です。

 これらの資産が値上がりするのを待っていても、半永久的に値上がりしないかもしれません。さらに不動産には固定資産税などの保有コストがかかりますし、ゴルフ会員権には会費などの維持のためのコストがかかっています。

 そこで、これらの遊休資産や低収益資産は早めに売却してキャッシュに替えれば、資金繰りの改善に役立ちます。それを借入金の返済に充てたり、必要があればそのキャッシュを収益性の高い部門に投入するのです。

 また、遊休資産の売却損を計上すれば節税になるので、税金を払うための資金の流出を抑えて資金繰りの改善に役立てることができます

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


キャッシュフロー改善!資金繰りの掟

企業経営にとって永遠のテーマである資金繰り。ポイントはキャッシュフローの改善だ!この連載では、すぐに使えて効果を期待できるセオリーを紹介。

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