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放射能、アスベスト、有害ゴミ……「環境汚染大国ニッポン」

震災がれき広域処理反対で相次ぐ逮捕
いまだ拘束続く大阪の異常な状況(1)

井部正之 [ジャーナリスト]
【第16回】 2013年1月25日
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2011年3月の東日本大震災で発生した震災がれきを、全国各地で受け入れて処理する、いわゆる震災がれきの「広域処理」。現在大阪市が計画している「広域処理」に対して反対運動が続いているが、そうした反対派の逮捕が相次いでいる。2012年12月には関西の広域処理反対運動のリーダー的な存在である阪南大学の下地真樹准教授ら3人が逮捕された。下地氏ら2人は20日の拘留後、釈放されたが1人は起訴された。がれき広域処理の反対運動に対する弾圧との指摘もある一連の警察介入の真相に迫るとともに、今年2月にも震災がれきの受け入れを本格実施するともいわれる大阪市の状況を報告する。

逮捕時から疑問も

 〈重要! 今朝、もじもじ先生こと下地さんが逮捕されました〉

 12月9日午後12時50分に簡易投稿サイト「ツイッター」で発信されたつぶやき(ツイート)がインターネット網を駆け巡った。

 これが「モジモジ先生」の愛称で知られる、阪南大学経済学部の下地真樹准教授の逮捕を伝える最初の情報だったとみられる。筆者がそれを目にしたのはその日の夜になってからで、関連したツイートをまとめた、いわゆる「まとめサイト」がつくられた後のことだ。冒頭のツイートとあわせて「まとめサイト」のウェブページのアドレスが送られてきており、そこには逮捕の一報を伝える新聞記事へのリンクも張られていた。

 リンク先の〈「がれき反対」無許可デモで大阪駅業務妨害 阪南大准教授ら逮捕〉との見出しの産経新聞記事は次のように報じている。

 〈東日本大震災で発生したがれきの受け入れに抗議するデモ行進をJR大阪駅構内で無断で行い、駅側の警告に応じなかったとして、大阪府警警備部などは9日、威力業務妨害と不退去の容疑で、阪南大准教授の下地真樹容疑者(40)=大阪市西区新町=ら2人を逮捕した〉

 大阪府警の発表のみを情報源としたこの記事には、下地准教授らが大阪駅の〈構内を約250メートルにわたり行進した〉〈10月17日午後2時40分ごろから約1時間半にわたり、JR大阪駅(大阪市北区)で「がれき反対」とシュプレヒコールを上げながら練り歩いたり、ビラを配布したりして駅側の業務を妨害した〉とも書かれていた。

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井部正之 [ジャーナリスト]

地方紙カメラマン、業界誌記者を経て、2002年よりフリー。現在アジアプレス・インターナショナル所属。産業公害や環境汚染、ゴミ問題などを中心に取材している。


放射能、アスベスト、有害ゴミ……「環境汚染大国ニッポン」

2011年3月11日、東日本大震災が発生し、東京電力福島第一原子力発電所の事故による大量の放射能がまき散らされた。それ以来、私たちの生活は大きく変わった。降ってくる雨水、蛇口から出る水、スーパーで売られている食べ物……、ありとあらゆるものが、放射能に汚染されているのではと、汚染を疑わざるを得なくなったのだ。しかし、こうした私たちの生命と健康を脅かす汚染は、なにも3.11で始まったわけではない。アスベスト、他のさまざまな有害ゴミは、もともと私たちの生活のすぐそこに存在した。環境汚染大国ニッポンー◯。その実態をレポートする。

「放射能、アスベスト、有害ゴミ……「環境汚染大国ニッポン」」

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