「1秒オーラ」の
身に付け方

 短時間の付き合いが多いビジネスの場では、こうしたオーラを纏ったものが有利となる。瞬時に好感を抱かせる「1秒オーラ」を身に付けるにはどうすればいいのか。

「相手へ近づく際の一瞬で、既に第一印象は形成されています。その場合、表情が見えないほど遠くに離れていても、姿勢はすぐにわかる。胸を張ってさっそうと歩く人は自信と余裕がある人に見えるでしょうし、丸まった背中で目線が下向きの人は頼りなげに感じるもの。立つときは両足均等過重を意識し、男性は60cm以上、女性は50cm以上の歩幅でまっすぐ堂々と歩くよう意識しましょう。

 またアイコンタクトは、出会って最初のあいさつのようなもの。相手の目をじっと見詰められるのは自信の表れです。苦手な人は鏡に向かって顔を見つめる練習をしましょう。あまりに見つめすぎると相手が戸惑う場合もあるので、黒目の真ん中ではなく、目尻の三角形をほんわりと。会話中のアイコンタクトの長さは1分当たり32秒が理想とされています」

 習慣は第二の天性ということわざがあるように、「1秒オーラ」は瞬時に判断されるからこそ小手先の技術ではなく、姿勢や歩き方、目の配り方など日々の積み重ねが重要となる。さらにオーラを強めるには、内面の意識が重要だと佐藤氏は話す。

「昔、ある一流企業の社長たちが集まった講演会に参加した際、壇上の男性陣のオーラに圧倒されたことがありました。彼らは別に見た目がイケているわけではない、どちらかといえば普通のおじさんです。でも会場の誰もがそのオーラに感動しているのがわかりました。一流の人というのは内面からパワーがみなぎっていて、それが離れていても伝わってくるのです。私がこれまで出会った成功している人の多くは強い信念を持ち、自身の活躍や働きによって人々を助けたいという高い目標を掲げ、それが強烈なオーラとなって表出していました」

 前述の博士の「意識とは光だ」という発表のように、自分のためだけではなく、仲間のため、会社のため、という高い意識を持てば、それだけ発するオーラも強く輝くのかもしれない。