ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
SPORTS セカンド・オピニオン

第3回を迎え各国が実践してくる
「WBCならではの戦い方」とは

相沢光一 [スポーツライター]
【第240回】 2013年2月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 野球世界一決定戦・WBCの開幕が近づいてきた。

 日本代表・侍ジャパン(A組)の1次ラウンドは3月2日から6日まで。ブラジル、中国、キューバと戦い、この上位2位までが2次ラウンドに進む。2次ラウンド(8~12日)ではB組(韓国、台湾、オーストラリア、オランダ)の上位2位までのチームとトーナメントを行い、この上位2位までが決勝トーナメント(17~19日)準決勝に進出する。

 1次ラウンドは3試合。順調に勝ち進んだ場合、2次ラウンド3試合、決勝トーナメント2試合の計8試合を勝ち抜くことができれば、日本は3連覇を達成できる。

 今回は日本が参加するかどうかで揉めた一件などもあり盛り上がりは今ひとつだったが、代表メンバーが決まり壮行試合が始まると、俄然注目度も高まってきた。

ファンの期待を高めた
壮行試合、対オーストラリア戦

 壮行試合の相手にオーストラリアを選んだのも絶妙だった。オーストラリアは過去2回のWBCにいずれも出場している。第1回は13位、第2回は12位と強豪とは言えないものの甘く見ることもできない相手だ。メンバーの半数近くがMLBのマイナーリーグ所属だし、南半球の国内リーグは12月から1月が野球シーズン。今はその直後であり、心身ともに臨戦状態にあるわけだ。

 一方、日本代表の選手たちはオフ明けで実戦勘が戻っていない。案の定、第1戦は打線が湿りっ放しで大苦戦。相川の逆転3ラン一発に救われてなんとか勝った。しかし、第2戦は打線が息を吹き返し10-3の完勝。この快勝でファンのWBCへの期待も高まったはずだ。

 ところで各国の代表メンバーを見て興味深かったのは日本のプロ野球で現在、あるいは過去にプレーした選手が事のほか多いことだ。オランダ代表にはこの2シーズン、セ・リーグの本塁打王に輝いた東京ヤクルトのバレンティンと今季鳴り物入りで東北楽天に入ったメジャーの大砲ジョーンズがいる。ふたりはオランダ領アンティル諸島の出身だからだ。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


SPORTS セカンド・オピニオン

サッカーから野球、大相撲や陸上に至るまで、あらゆるスポーツニュースを独自の視点で解説!スポーツニュースの「セカンド・オピニオン」を目指します。

「SPORTS セカンド・オピニオン」

⇒バックナンバー一覧