中国EV2社、米国上場目指すも評価は不透明Photo:VCG/gettyimages

 中国では電気自動車(EV)が売れているが、競争も激化している。これこそ、ニューヨークで成長の見込みを売り込んできた中国のEVブランドを評価するに当たって投資家が直面している難問だ。

 ロータス・テクノロジーはナスダック上場の特別買収目的会社(SPAC)との合併が最終段階にある。SPACに55億ドル(約8100億円)と評価されている同社は今週、投資家が8億7000万ドルの資金提供を約束したと発表、合併に一歩近づいた。2月に130億ドルの評価額で資金調達したジーカー(ZEEKR)・インテリジェント・テクノロジー・ホールディングは11月、米国での新規株式公開(IPO)の登録届出書を提出していたが、30日になって米国IPOの計画を延期した。事情に詳しい関係者によると、ジーカーは年内の上場を目指していたが、計画をいったん保留することを決めた。