自動車業界イメージ自動車業界に大変革をもたらす新潮流「CASE」。日系自動車メーカーにとっては、大きなチャンスでもある (写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2024」の「親子で考える キャリアを実現する業界・企業選び」を転載したものです。

「自己分析・自分探し」を通じて、新卒就職や転職といった人生の各局面ごとに「会社・職業選び」は必要となる。そんな仕事人生の全体像を描く上で欠かせないのが、業界・企業研究だ。就活生に向けて、注目の21業界における最新トレンドや企業が求める人材像について、企業分析のプロへの取材を基に解説する。第2弾は「新しい時代のモノづくりで世界をリード」として、「自動車業界」を取り上げる。(取材・文/ダイヤモンド・ライフ編集部 大根田康介)

企業提携と材料開発で採用増

 自動車業界では昨今、半導体不足で減産や納期遅延が発生していたが、現在は回復傾向にあり、2025~26年にはコロナ禍以前に戻るとみられている。

 足元の業績は円安の後押しもあり、過去最高益を出した企業もあるほどだ。

 現在、自動車販売台数の世界ランキングではトヨタ自動車がトップ(22年実績)だ。次点が独VW(フォルクスワーゲン)Groupで、この2社は特に豊富な資金力と高い開発力を持ち、業界をけん引している。

 最近は企業の提携も盛んだ。22年、高付加価値型の電気自動車(EV)の開発・販売などを目的として、本田技研工業(ホンダ)がソニーグループと合弁会社を設立した。

 海外では、英ロールスロイスと韓国の現代自動車が次世代航空機のエアモビリティー事業で協業するなど、枚挙にいとまがない。

 そんな中、自動車業界ではCASE(コネクテッド、自動運転、カーシェアリングとサービス、電動化)という新しい潮流が生まれ、業務の幅が広がっている。

「自分の好きなこと、やりがいが見つけやすそうな業界となっている」と、富士経済の饗場知氏は現状について話す。

 EVの巡行距離を伸ばすために部材を軽量化するなど「特に材料開発に強い企業が今後生き残るといわれている」(饗場氏)。

 そのため、化学系やIT系の学生の採用が盛んのようだ。