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視界不良のB787運航再開時期
タイムリミット迫る全日本空輸の焦燥

週刊ダイヤモンド編集部
2013年4月1日
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バッテリーシステムのトラブルで、1月16日以降、運航停止となっているボーイング787
Photo by Naoyoshi Goto

 バッテリーシステムのトラブルで運航停止になっているボーイング787がテスト飛行の段階に入った。次の焦点は、米連邦航空局(FAA)による認証プロセスを経て、いつ商業運航にゴーサインが出るかである。関係者は固唾を飲んで見守っている。

 B787の運航が止まった1月16日以降、全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)は、その場しのぎの弥縫策で対処してきた。B787が使えないぶんは、他の機材をやり繰りしながら、日々の運航を維持している。しかし、運航停止から3ヵ月、それも限界に近づいてきた。

 特に17機を擁するANAは影響が大きく、毎日20~30便ずつの欠航を出している。これまで不幸中の幸いだったのが、1~3月は航空のオフシーズンであることだ。ところが、4月以降は、ゴールデンウィークや夏休みといったピークシーズンに突入していく。

 さらに足元の収益に影響が及ぶだけでなく、中期的にも手を打つ必要性が出てきた。

 ANAは、2月に中期経営計画を公表する予定だったが、B787のトラブルで延期せざる得なくなった。それも「2012年度決算を公表するタイミングには、新しい経営計画を外部に説明しなければならない」(篠部修・全日本空輸社長)と4月末に迫られている。

 この計画の中身が、B787の運航再開時期によって大きく異なってくるのだ。

 あと2~3ヵ月で再開となれば、このまま弥縫策で突っ走れる。だが、運航停止が1年以上に及ぶ場合は、本格的に他の機材を調達したり、パイロットの資格を変更するなど抜本的な手を打つ必要が出てくるからだ。

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