特殊詐欺について高齢者と話し合うことも被害を防ぐ大きな効果があります。やり口を知っていると、詐欺犯に遭遇したときに「怪しい」とセンサーが発動するからです。

 特殊詐欺では、お決まりの「だまし文句」が使われます。

 たとえば「オレオレ詐欺」の「だまし文句」といえば犯罪名の由来にもなっている「オレオレ」。また、「時間がない」「急いでいる」とやたらと急せかしてくるのも共通です。

 最後に、危険を防ぐポイントをまとめると

1. ナンバーディスプレイなど「固定電話」の防犯性を高め、犯罪者との接点を断つ。
2.固定電話の解約、番号の変更を検討する。
3.「自分は大丈夫」という思い込みや過信を捨て、異変があったらすぐに相談を。
4. 日頃から家族とコミュニケーションを取り、特殊詐欺についても話し合っておく。

 といった4項目が挙げられます。

 だまされないためにも、こうしたリスクについて知っておくことがはじめの一歩となるでしょう。