ヤマト運輸、6月から「置き配」可能に…本格解禁の背景にあった“利用者の声”とは?

ヤマト運輸(本社・東京都中央区、長尾裕社長)が6月10日から、個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員を対象に、「宅急便」と「宅急便コンパクト」の受け取り方法に、新たに「置き配」を追加すると発表した。これまではEC事業者向けの配送サービス「EAZY(イージー)」で配送される荷物のみが置き配で受け取れていた。6月10日以降は主力商品の「宅急便」と「宅急便コンパクト」でも置き配を指定可能とすることで、利便性のさらなる向上を図る。また、再配達のトラック走行によるCO2排出量の削減や、ドライバー不足に対応した再配達の削減にも寄与していく考え。(カーゴニュース編集部)

*本記事はカーゴニュースからの転載です。

多様なニーズを受け止め「置き配」を拡充

 4月8日に開催した記者会見で、ヤマト運輸サービス商品部部長の久保田亮氏は「より多くのお客様のニーズに応え、高品質なサービスを提供していくという当社の理念に基づき、新たに『宅配便』『宅配便コンパクト』でも置き配による受け取りを可能とした。受け取る側だけでなく、発送側にとっても利便性が高まると認識している。まずはクロネコメンバーズ会員を対象に取り組みを展開していく」と意欲を述べ、「当面はクロネコメンバーズ会員以外のお客様にも置き配の選択肢を広げることを想定していないが、今後の取り組みの過程で何らかの課題が出てくるようであれば、それも含めて検討する必要が出てくるかもしれない」と述べた。

 現在、クロネコメンバーズ会員は全国5600万人以上が登録しているが、6月10日以降、同会員は保冷品の「クール宅急便」や「宅急便コレクト(代引き)」「着払い」などを除いた「宅急便」「宅急便コンパクト」で置き配を選んで受け取ることができるようになる。利便性の向上を受け、会員数の増加も見込まれる。